女子にコーディングを促すには

女子にコーディングを促すには
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先日、STEMに焦点を当てたプログラムを運営している友人と会って話をしましたが、男女比についての彼の見解は心もとないものでした。「コーディングキャンプや講座を開催し、あらゆる人に情報が届くよう努力しています。女子を対象とする団体にはすべて招待状を送っています。でも前回、来てくれた女子はたった一人でした。今回は?ゼロです。」

Googleが発表した調査によると、女子はテクノロジーに馴染みがないと、STEMを 難しく、困難で、退屈なものと捉えるそうです。しかし、ここが大切です。女子がSTEMから遠ざかるのは、それが難しいから、あるいは単に自分は数学が苦手だと思っているからだとは、私は正直思いません。女子は弱虫でも、しおれた花でもありません。何かが得意でないからといって、挑戦を避けたりはしません。女子は鼓舞され、見返りがリスクや不快感、恐れ、努力に値すると信じれば、目標の達成に向けて粘り強く取り組むことができます。何かを心から望めば、自己不信に足を止められることはありません。

問題は、女子が自分にはコーディングができないと思っていることではありません。疑いや苦手意識を乗り越えるほど、コーディングをしたいと思っていないことです。考えてみれば、女子が敬遠するのも無理はないのではないでしょうか。映画やテレビ、あるいはニュースで目にするものを考えてみてください。エンターテインメント業界では、若い女子が容易に自分を重ねられる「テック」系の登場人物はめったに描かれません。あまりにも多くの場合、そうした人物は悪ぶった男中心の文化の人間か、ぎこちないはみ出し者です。どちらのステレオタイプも、コーディングを仕事にする自分を想像し、そのキャリアを楽しむよう女子を鼓舞するものではありません。テック関連のニュースを読めば、行儀の悪い幹部、女性の賃金格差、テック業界の女性にとって限られた資金調達機会についての話が、どれほど頻繁に取り上げられているか分かるでしょう。文化として、私たちは女子にテックの魅力を伝えるのが本当にうまくありません。

より多くの女子にSTEMに参加してもらい、好きになってもらうには、こうしたプログラムやイベントの「なぜ」を変える必要があると、私は強く信じています。ガールスカウトが1世紀以上にわたって女子を惹きつけてきたのは、かなりの部分、リーダーシップや社会的な問題解決という女子の自然な強みを生かしているからだと考えてみてください。

脳に良いから、あるいはそうしなければ男子が高給の良い仕事をすべて得るからといって、STEMを受け入れるべきだと、性別全体に言い聞かせるのはやめるべきです。それはうまくいっていませんし、私はある意味、それをうれしく思っています。女子が、男子がするからというだけで何かをする必要があるという理屈を受け入れていないということだからです。女子の強みを生かし、関心のある社会問題や課題の解決策を生み出すプロジェクトに参加してもらう必要があります。そして、利用しやすいテクノロジーを提供し、STEMを学ぶことばかり考えるのではなく、テクノロジーを使いながら、目的を達成する手段としてスキルを身につけられるようにします。STEMが、関心のある問題を解決するためのスキルとツールの一式にすぎないと分かれば、テックへの恐れは薄れます。

それに、女子は間違いなくテックを受け入れています。カメラ付き携帯電話の登場以来の自撮りの進化、独自の構図や画像の並置を生かした力強いストーリーテリングを伴うInstagramの動画や写真、さらにはPinterestでのストーリーボードを考えてみてください。いずれも、テックを創造的な表現の背景として活用する、主に女性の利用者層によるものです。

私たちのチームは APPCityLife の技術スポンサーとして、渋滞問題の解決を目指す地域の週末チャレンジに参加するため、先日カリフォルニアへ飛びました。参加者の一人に、何が動機で同行者と一緒にイベントに来たのか尋ねると、彼女はこう答えました。「私たちは二人ともアプリの開発方法を知らないので、ここにいる誰かが私たちのアイデアを気に入って、自分のプロジェクトとして引き継ぎ、進めてくれることを期待して、とにかく来てみたんです。」

付け加えると、彼女がそう話してくれたのは、彼女とチームが優勝者に選ばれた数分後、私の隣に立っていたときでした。彼女はほかのチームメンバー二人に笑顔を向け、困惑したように首を振っていました。「勝った。私たちが勝った」と彼女は言いました。少し間を置いて、もう一度言いました。「私たち、勝った!」

想像してみてください。

雨の土曜の朝早くに起き、地域のハッカソンに参加するため出かけることを想像してください。そして、適切なスキルを持つ誰かに自分のアイデアを引き継いで進めてもらおうとする以外には、意味のある形で参加できる望みがないのに、それでも参加することを。ところが、私たちのプラットフォームが参加者に利用可能だという発表を彼女と同行者が聞くと、もっと知りたいと思いました。私たちは当初、自分たちのニーズに応える堅牢なアプリ開発・管理のためにプラットフォームを開発しましたが、使いやすいインターフェースにより、コーディング経験のない人にも利用しやすくなっています。市民活動の領域でこうしたゲートウェイ・プラットフォームが必要とされていることに促され、私たちはその週末のハッカソンのようなイベントを通じて、一般にも公開し始めました。

二人は私たちの短いブートキャンプに参加し、最終的に別の参加者とチームを組みました。週末の残りの期間、三人は私たちのチームのメンターの指導を受けながら、モバイルアプリの試作品を作り上げ、ある女性が考えた当初のアイデアの実現可能性を検証しました。その女性は、自分の解決策が地域経済の活性化に役立つと同時に、乗客の体験を改善できると信じていました。彼女はアイデアを携えて参加し、適切なスキルを持つ誰かに渡さなくてもよいことを理解して帰りました。彼女とチームは自分たちでそれを所有し、独自の解決策を生み出せるのです。

彼女のチームの成功を共に祝うことができたのは、会社で最も誇らしい瞬間の一つでした。テックの非常に豊かな世界への入り口を提供できたのだと実感し、メンターである私たちのチームが、その経験を前向きで実りあるものにできたことも喜びでした。

ハッカソン以降の反響は、私の予想を上回っています。早い段階で成果が出て手応えを得られたことはうれしかったのですが、その後の展開までは予想していませんでした。米国各地やメキシコシティの市民活動・テック関連イベントに私たちのプラットフォームを持ち込んでほしいという招待が届き始めています。いくつかの教育機関とは、STEMへの入り口となるプログラムの立ち上げについて、ごく初期の話し合いを始めました。また、 Geek Girls Club を擁する YWCA of the City of New Yorkなど、刺激を与えてくれる団体との新たなパートナーシップもすでに築いています。ちなみに、同団体は米国で最も歴史のある女性団体でもあります。実際、来る1月には、伝統的な方法であれ、その中間にある別の方法であれ、豊かで刺激的なSTEMの世界を積極的に探究している高校生の女子を対象に、ニューヨーク市の中心部で今年初めてのブートキャンプを開催します。

需要は高く、急速に伸びています。私たちは小さなスタートアップですが、すでに大きなことを思い描き、ただ行動に移して実現してきました。STEMの世界に入る機会がほとんど、あるいはまったくなかった人々や、そこに入る正当な理由を十分に持つ人々を後押しするという、より大きな目標の一つに向かって進む決意です。市民活動向けブートキャンプの参加者の50%超が女性だったときのような初期の成果に、ほかの人々も刺激を受けてくれることを願っています。そして、より多くの女子にとっての「なぜ」を変え、毎回少しずつ指標を正しい方向へ動かせるよう、私たちの取り組みを支え、参加することにも刺激を受けてくれればと思います。共に、ゲートウェイ・プラットフォームを利用しやすくして参入障壁を下げることで、STEMの世界に自分は合わないと何らかの理由で考えてきた多くのグループが抱く、実在する障壁と想像上の障壁を取り除けると、私は強く信じています。

かなり力強い「なぜ」だと思いませんか?

本記事は LinkedInとの共同企画で掲載されました。

著者:Lisa Abeytaは現在、APPCityLife, Inc.の創設者/CEOを務めています。

画像:2011年3月2日、東京で開催された第4回国際太陽電池展で、太陽光モジュール供給業者Upsolarの太陽光パネル展示の脇に、女性のシルエットが映っている。REUTERS/Yuriko Nakao。

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