今週、ケニアは首都ナイロビの北550km、ライサミス近郊で、アフリカ最大の風力発電所の建設に着手しました。
レイク・トゥルカナ風力発電プロジェクトとして知られるこの風力発電所の敷地面積は4万エーカー(162km2)で、「トゥルカナ回廊風」が吹き抜けます。これはインド洋に起源を持つ低層ジェット気流で、年間を通じて吹きます。
このプロジェクトは365基の風力タービンで構成され、設備利用率は68%に達する見込みで、世界で最も効率的な風力発電所となります。
これは、今後3年間で国内送電網に5,000 MWの電力を追加するというケニアの野心的な計画の一環です。多くのアフリカ諸国と同様、ケニアは主に水力発電と化石燃料に依存してきましたが、風力エネルギーは低コストで安定した電力源を提供し、国内の電力料金を安定させると期待されています。
風力発電所が完成すれば、国内電力の約20%を発電すると見込まれています。政府機関のKenya Powerは、ケニア国民の大多数が電力を利用できるようにするため、20年間にわたり固定価格で発電電力を購入する契約を締結しました。
過去10年間にアフリカで行われた新たな建設事業の多くが中国の資金提供を受けたのとは異なり、この6億9,000万ドルのプロジェクトは、欧州連合の後援のもとに集まった投資家連合が資金を提供し、アフリカ開発銀行が主幹事を務めています。
レイク・トゥルカナ風力発電プロジェクトは、現在アフリカ最大で131基のタービンを備えるモロッコのタルファヤ風力発電所を上回ります。また、2013年10月に稼働を開始した隣国エチオピアのアシェゴダ発電施設よりも大規模になります。
風力エネルギーは、すでに南アフリカの経済発展を後押ししています。同国では5か所の風力発電所がすでに全面稼働しており、複数の大規模風力発電所も現在建設中です。
アフリカでは風力発電の潜在力を活用する動きが急速に進んでいます。大陸の人口の3分の2以上が電気を利用できず、そのうち農村部に住む人々の85%以上が電力へのアクセスを欠いているためです。しかし、この状況は変わりつつあります。アフリカは世界のほとんどの地域より速いペースで都市化しており、2050年までに都市人口比率が56%になると予測されています。
この記事は、 Quartz Africaとの協力により掲載されています。掲載は、世界経済フォーラムが見解を支持することを意味するものではありません。
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著者:Tinashe Mushakavanhuは、Quartz Africaのライター兼寄稿者です。
画像:ケニアの首都ナイロビの南西で、発電用風力タービンが見える。REUTERS/Thomas Mukoya。
