日本の研究者が共同開発したのは、電気刺激によって塩味を強めるコンピューター制御の箸だ。
ロイターによると、この発明は食事でナトリウムを減らす必要がある人々に役立つ可能性がある。
日本の成人は1日平均約10グラムの塩を摂取しており、世界保健機関が推奨する量の2倍にあたる。
ナトリウムの過剰摂取は、高血圧や脳卒中のリスクを高める可能性がある。
日本の研究者が、塩味を強めるコンピューター制御の箸を開発した。食事でナトリウムを減らす必要がある人々に役立つ可能性がある。
明治大学の宮下芳明教授と飲料メーカーのキリンホールディングスが共同開発した。(2503.T)この箸は電気刺激と手首に装着する小型コンピューターを使って、味を強める。
宮下氏によると、この装置は弱い電流を使い、食品中のナトリウムイオンを箸を通して口へ送り、塩味を感じさせる。
「その結果、塩味が1.5倍に強まる」と同氏は語った。
宮下氏と研究室のメンバーは、テクノロジーが人間の感覚体験とどのように相互作用し、それを刺激できるか、さまざまな方法を探ってきた。同氏はまた、なめられるさまざまな食品の風味を再現するテレビ画面も開発した。
味を強める箸は、伝統的に塩味を好む食生活が根付く日本で、とりわけ意義があるかもしれない。日本の成人は1日平均約10グラムの塩を摂取しており、世界保健機関が推奨する量の2倍にあたる。
ナトリウムの過剰摂取は、高血圧や脳卒中、その他の疾患の発生率上昇と関連している。
「こうした病気を予防するには、摂取する塩の量を減らす必要があります」と、キリンの研究者、佐藤愛氏は語った。
「従来の方法で塩分を減らそうとすると、好物を食事から外す苦痛に耐えるか、味気ない食事を我慢しなければなりません。」
宮下氏とキリンは箸の試作品を改良しており、早ければ来年の商品化を目指している。




