AIによる変革を支えるには、デジタルインフラの前例のない拡張が必要です。2030年までに世界のデータセンター投資額は7兆ドルに達すると予測されており、電力需要は年率で少なくとも20%増加すると見込まれています。データセンターの長期的な存続可能性は、周辺のエネルギー、水、インフラシステムの供給能力と、データセンターを受け入れる地域社会の信頼に左右されます。
本プレイブックは、開発事業者、運営者、企業顧客、金融機関、政策立案者が、データセンターの開発および運用のライフサイクル全体において、より持続可能で回復力のある意思決定を行えるよう、実践的な意思決定フレームワークを提供するものです。単一のアプローチを規定するのではなく、市場環境や関係者の役割に応じて適用できる共通のフレームワークを提示します。本プレイブックは、4つの実践的な問いを軸に構成されており、各問いには対応するツールを通じて答えが示されます。また、データセンターの持続可能性と回復力を評価するための拡張された指標群も提案しています。
持続可能性と回復力を早期の段階から組み込む組織は、より的確な資本投資の判断を下し、高額な設計変更のリスクを低減するとともに、ステークホルダーの信頼を強化することができます。また、技術、資源の制約、事業環境の変化に対応するために必要な柔軟性を維持することも可能になります。
