大学の専攻分野としての経済学は、金融危機以降、人気が急上昇しています。では、優れた卒業生を輩出している欧州の教育機関はどこでしょうか。
QSは最近、世界大学ランキングを発表し、地域別および科目別にもランキングをまとめました。
大学ランキングは、学術関係者や雇用主からの教育機関の評判と、特定分野(今回は経済学および計量経済学)で発表された論文1本あたりの研究引用数に基づいています。
20位)マーストリヒト大学は、QSによると、経済学を学ぶ教育機関としてオランダで4番目に優れています。ビジネス・経済学専攻の学生の60%が海外出身で、多くの授業が英語で行われています。
19位)ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘンは、ドイツで2番目に位置します。論争を呼ぶドイツ人経済学者、ハンス=ヴェルナー・ジンが教えている大学です。
18位)KUルーヴェンは、経済学分野でベルギーで2番目に高い順位の大学です。同国最古の大学で、多くの授業が英語で提供されています。
17位)トップ20に入ったデンマークの大学はオーフス大学だけで、同国最大の大学でもあります。経済学分野のノーベル賞受賞者を輩出しており、2006年から2010年までオーフス大学で教えていたデール・T・モーテンセンが、5年前に受賞しました。
16位)QSによると、ボン大学は経済学分野でドイツ最高位の大学です。経済学者ヨーゼフ・シュンペーターが同大学で教え、カール・マルクスもここで学びました。
15位)ルーヴァン・カトリック大学は、ランキングに入ったベルギーの大学の中で最高位です。同大学は、ユニバーサル・ベーシックインカムの提案で知られる経済学者フィリップ・ヴァン・パレースを輩出しました。
14位)チューリッヒ工科大学は、トップ20に入ったスイス唯一の大学です。後に同大学で教鞭を執った著名な理論物理学者、アルバート・アインシュタインを輩出したことで、おそらく最もよく知られています。
13位)アムステルダム大学も、ランキング入りした多くのオランダの大学の一つです。ベネルクス地域の他の大学と同様、多くの授業が英語で提供されています。
12位)エラスムス・ロッテルダム大学は、経済学分野でオランダ第2位の大学です。同大学で働いた1969年のノーベル賞受賞者ヤン・ティンバーゲンにちなんで名付けられた、ティンバーゲン研究所があります。
11位)マドリード・カルロス3世大学は、経済学分野でスペイン第2位、南欧全体では第3位です。
10位)ティルブルフ大学は、経済学分野でオランダ最高位の大学としてランク入りしています。おそらく、同大学が「ローマ・カトリック商科大学」として始まり、その結果、他のどの分野よりも幅広い経済学関連の課程を提供しているためでしょう。
9位)ストックホルム商科大学は、この分野でスカンジナビア最高位の大学です。元教授のグンナー・ミュルダールは1974年にノーベル賞を受賞し、フリードリヒ・ハイエクと賞を分かち合いました。
8位)ウォーリック大学はトップ10に入りましたが、経済学分野では英国で6番目に優れた高等教育機関にとどまります。イングランド銀行のチーフエコノミスト、アンディ・ハルデーンは同大学で大学院課程を修了しました。
7位)ロンドン・ビジネス・スクールは、掲載された他の多くの大学とは異なり、大学院課程のみを提供する教育機関です。ビジネス・経営学の研究に限れば、ハーバード大学を上回り、世界最高位にランクされています。
6位)ポンペウ・ファブラ大学はスペインで首位、南欧全体で第2位です。同大学で教えるアンドレウ・マス=コレルは、世界で最も広く読まれているミクロ経済学の教科書『Microeconomic Theory』を執筆しました。
5位)ボッコーニ大学は、経済学分野でイタリアおよび南欧最高位の教育機関です。ユーロ危機の最中にイタリアの首相に抜擢された経済学者マリオ・モンティは、同大学に通いました。
4位)ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンは、経済学分野で英国(および欧州)第4位の教育機関です。卒業生の中でおそらく最も有名なのはマハトマ・ガンディーです。
3位)ケンブリッジ大学がトップ3に滑り込みました。何世紀にもわたり競い合ってきた大学に先を越されています。ケンブリッジにはジョン・メイナード・ケインズが在籍し、世界有数の経済学部の一つとして一貫して評価されてきました。
2位)オックスフォード大学は、経済学分野の首位にあと一歩届きませんでした。オックスフォードの卒業生4人と教職員5人が、経済学分野だけでノーベル賞を受賞しています。
1位)ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスは、経済学分野で欧州最高、世界第4位の大学です。教職員または元学生12人が、経済科学分野のノーベル賞を受賞しました。
この記事は、 Business Insiderとの協力により掲載されています。掲載は、世界経済フォーラムが見解を支持することを意味するものではありません。
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著者:マイク・バードは、ロンドンを拠点に金融・経済問題を担当する欧州市場担当記者です。
オックスフォードの大学都市の屋根並みを南西から望む。REUTERS/Peter Macdiarmid

