タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)によると、英国の大学が名門の米国勢を抑え、世界ランキングで初めて上位2枠を占めた。
オックスフォード大学は2年連続で首位となり、ケンブリッジ大学は3つ順位を上げて2位に入った。
昨年、オックスフォード大学は米国以外で初めての大学として首位に立った。タイムズ・ハイヤー・エデュケーション世界大学ランキングが2003年に始まって以来のことだった。
ケンブリッジ大学はカリフォルニア工科大学とスタンフォード大学を抜き、2位を確保した。

研究力
THEのランキングは、教育、研究、知識移転、国際性に関する評価に基づいている。
今年のランキング変動に最も大きく影響したのは、研究収入と研究成果だった。
THEによると、ケンブリッジ大学が2位に上昇したのは、今年、研究収入と研究の質が向上したためである。一方、カリフォルニア工科大学とスタンフォード大学は、博士課程学生と学士課程学生の比率が低下したことで順位を下げた。
カリフォルニア工科大学の教員1人当たりの研究収入の伸びも、他の3校と比べてかなり小さかった。
実際、上位200校に入った米国の62大学(どの国よりも多い)のほぼすべてで、教員1人当たりの研究収入が減少した。
現米政権下で連邦政府の研究資金が今後どうなるか不透明なため、米国の優位性の弱まりは続く可能性がある。
同様に、英国の大学が首位にとどまる期間は短いかもしれないとの懸念もある。ケンブリッジ大学の研究資金のほぼ4分の1、オックスフォード大学の5分の1は欧州連合からの資金だ。英国のEU離脱により、こうした資金が危機にさらされている。
とはいえ、北米、欧州、オーストラリアの大学は依然として学術研究の最良の拠点の圧倒的多数を占めており、この世界ヒートマップが示すように、総合ランキングの上位を占めている。

台頭するアジア
米国の29校が順位を落とす一方、アジアの上位大学は順位を上げ続けた。
アジアで最も順位の高いシンガポール国立大学は2つ順位を上げて22位となり、トロント大学と並んだ。
中国の北京大学と清華大学は、それぞれ27位、30位に上昇した。北京大学はニューヨーク大学、エディンバラ大学と同順位となった。
一方、香港大学と香港科技大学もアジア勢として上位50校に入り、それぞれ43位、49位に上昇した。
上位30校にアジアの大学が3校入るのは8年ぶりであり、中国本土は上位200校に最も多く大学が選ばれた国・地域の同率6位となった。
ランキング上位5校に入ったアジアの大学のうち4校は、地域の他大学とともにアジア大学連盟を設立し、同連盟は今年初めに北京で発足した。
連盟の主要な目標の一つは、アジアの大学間の研究協力を強化し、それによってアジアの大学が国際ランキングでさらに順位を上げられるよう支援すること。

