私は教育統計学者です。
私は多くの人より遅く、24歳で大学に入学しました。入学したとき、幼い子どもが2人おり、仕事と家庭、学業の両立は困難でした。4年制の学位を取得するのに7年かかりました。私の道のりには、コミュニティカレッジへの進学、複数の4年制大学を転々としたこと、3人目の子どもを妊娠中にパートタイムで通学したこと、3年次に専攻を生物学から文学へ変えたこと、そして必要以上の単位を取得して卒業したことが含まれます。
でこぼこ道でしたが、何ひとつ変えたいとは思いません。人生には障害や勝利、行き止まり、遅れ、回り道がつきものです。大学に通う間に直面した苦難は、困難で深刻なものでしたが、学位を取得していなければその後の人生で直面していたであろう苦難に比べれば、何でもありませんでした。
大切なのは、私のような話は全国各地で語られうるということです。米国の高等教育を取り巻く人々の姿は変わりつつあります。「非伝統的」な学生、つまり年齢が高い人、フルタイムで働く人、あるいは家族を持つ人たちが、いまや多数派です。
すべての大学生が成功できるようにするには、多様な学生層が直面する課題を理解することが重要です。そこで、高等教育の変わりゆく姿を体現する学生を何人か紹介したいと思います。
次世代を鼓舞する
私たちの高等教育チームのメンバーは、ビルのアリゾナ州訪問に同行する機会を得ました。そして、将来の夢や大学での経験について知るため、意欲あふれる学生たちと交流することができました。 ウェブサイトへ アクセスして、ジャミーラのような学生に会いましょう。彼女はこう話してくれました。「息子が私の原動力です。息子の手本になれるのがうれしいんです。私が頑張っているのをよく見ていて、『僕もAを取りたい』と言ってくれるからです。」
大学に進学した第一世代の学生
大学生のほぼ半数は、親が高校卒業後の教育を受けていない、大学に進学した第一世代の学生です。残念ながら、 89パーセント の低所得世帯出身の第一世代の学生は、学位を取得しないまま6年以内に大学を去ります。
新作ドキュメンタリー『First Generation』は、家族で初めて大学に進学し、卒業することを目指す学生たちに光を当てています。作品に登場する学生たちが高等教育を通じてどのように成功をつかんだのかを知るため、RealClearEducationは夏の間に彼らを取材しました。セシリア・ロペス、ソマ・レイオ、ドンテイ・グレイの 心に響く人物紹介記事 をお読みください。
自分に合う大学を見つける
現在、ゲイツ財団で働く仲間となったジェニファー・エングルは、 同様のドキュメンタリー『Degrees of Hope』を、高等教育政策研究所で働いていたときに制作しました。ジェニファーは家族で初めて大学に進学しましたが、他の多くの人と同じく、どの大学を選べばよいかまったく分かりませんでした。実際、訪問先の大学は、他の学生の会話を立ち聞きして決めたのです。
第一世代の学生や低所得世帯出身の学生のあまりにも多くが、出願手続きが負担が大きく時間もかかるため、結局大学に進学しません。他の学生が大学進学の計画を うまく進めた 方法を聞いてみましょう。
大学に通い続けるために苦闘する
かつてないほど多くの人が大学に進学しています。しかし、 何百万人もの低所得の米国人にとって、大学に入学することが難関なのではありません。課題は卒業まで学び続けることです。19歳のテレル・ケラムは、ボルティモアのモーガン州立大学までバスで90分かけて通うため、毎朝5時30分に起きます。授業、ダンスのリハーサル、コンピューター室での仕事をこなすため、テレルが帰宅するのはたいてい深夜です。
こうした学生たちは、高等教育を取り巻く人々の変化を体現するとともに、この国の未来を担っています。彼らの物語が、ゲイツ財団で私たちが取り組む活動の原動力です。パートナーとともに、すべての学生が自分のニーズ、関心、目標に合った大学生活を送れるよう取り組んでいます。
この記事は、 Impatient Optimistsとの協力により掲載されています。掲載は、世界経済フォーラムが見解を支持することを意味するものではありません。
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著者:サラ・バウダーは、ビル&メリンダ・ゲイツ財団のシニア・プログラム・オフィサーです。
画像:ケンブリッジのハーバード大学で、卒業式の席に着く学生たちの姿。REUTERS/Brian Snyder。

