生徒が自分の関心に合った科目を追究したり、1つのテーマに最長6週間を費やすセミナーに参加したりする機会を与えられた場合、それでも学ぶことを求められている、厳格で非常に具体的な基準をすべて満たすことはできるのでしょうか。
個別最適化学習の提唱者は、できると答えます。ウィスコンシン州の Kettle Moraine School Districtでは、こうした戦略――柔軟な時間割、セミナー形式の授業、1対1のテクノロジー活用――が、 あらゆる学年のすべての生徒による、難度の高い教材の学習を後押ししています。現地の生徒や教師によれば、生徒たちは従来と同じ学習目標を追い続けていますが、学ぶ内容やペースはそれぞれ異なります。
たとえば、KM Exploreチャーター小学校では、教師のLaura Dahmと同僚が2つのセミナーを担当しています。1つは南北戦争、もう1つは昆虫についてです。生徒がどちらのテーマを選んでも、授業では調査と探究的な読解に重点が置かれます。「テーマやトピックがまったく異なっていても、学習目標は同じかもしれません」とDahmは語ります。
高校では、このアプローチによって、能力の異なる生徒たちが、従来の硬直的な進度設定の場合よりも大きな恩恵を受けています。「従来型の授業では、生徒の3分の1は私と一緒に、私がしていることをそのまま進めていました。3分の1はもう少し復習できればと望み、残りの3分の1は先に進む準備ができている、という感じでした」と、Kettle Moraine High Schoolの数学教師Eric Andersonは言います。「同じ授業を受けていても、生徒たちは同じ段階にいるわけではありません」。現在は、成績上位の生徒には新しい教材に進む機会があり、一方で苦戦している生徒には概念を学ぶための時間が追加で与えられると彼は話します。「生徒の立場からすると、態度がまったく違います。『よし、学ぼう』という感じで、『金曜日までにこれを学ばなきゃ』ではありません」とAndersonは語ります。
Kettle Moraineの個別最適化学習の取り組みについて、詳しくは こちらをご覧ください Momentum。
以下の記事は、 Impatient Optimists
著者:受賞歴のあるライター、編集者、出版物管理者のMark Toner。
画像:マサチューセッツ州ドーチェスターのLilla G. Frederick Pilot Middle Schoolで、2008年6月20日、授業中にノートパソコンで作業する生徒たち。REUTERS/Adam Hunger。

