フィンランドが100歳の誕生日に贈ったプレゼントは図書館

People look books in a stand at Las Ramblas street during traditional Sant Jordi's day celebrations in Barcelona April 23, 2014. Sant Jordi is the patron saint of Catalonia and traditionally, the man gives a rose to his girl and she gives him a book. REUTERS/Albert Gea (SPAIN - Tags: SOCIETY)
The Helsinki Central Library is one of a number of new projects which have been built to celebrate Finland's 100 years of independence.Image: REUTERS/Albert Gea
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世界的に有名なテクノロジー企業がいくつも本拠を置く国を想像してみてください。

では、このデジタル先進国が、世界でも特に高い水準のブロードバンド通信速度を誇り、2021年までに人口の約86%がスマートフォンを所有すると予測されていることを想像してみましょう。

さらに、外国支配の影から脱して100周年を迎えるこの国が、どのように記念行事を計画するのか考えてみてください。次に、本で満たされた輝く建物を思い浮かべてください。フィンランドは、世界経済フォーラムの2016年ネットワーク準備度指数で第2位にランクインし、ロシアからの独立100周年を、新しい図書館の開館によって祝おうとしています。

ヘルシンキ中央図書館、通称オーディは、2018年12月の開館を予定していますが、本を収蔵するだけの施設ではありません。館内には映画館、録音スタジオ、古い物を新たな品に作り替えるためのスペースも設けられます。また、スーパーマーケットを通って入館することもできます。

ヘルシンキ中央図書館の子ども向けエリアのデザイン完成予想図。Image: ALAアーキテクツ

この建物は、ほぼ全会一致の政治的支持を受け、幅広い意見聴取の一環として、協力的な市民の助力を得て設計されました。

本を愛する人々

国会議事堂の向かい、市の中心部に位置するこの図書館は、フィンランド独立100周年を祝う主要プロジェクトの一つです。建設費は9,800万ユーロ(1億1,500万ドル)と見積もられています。国が3,000万ユーロ(3,500万ドル)を負担し、残りはヘルシンキ市が負担します。

2018年に国連から世界で最も幸福な国に選ばれたこの国は、充実した公共サービスで知られています。フィンランドの人々が特に好む公共サービスの一つは、図書館のようです。人口550万人のフィンランドでは、年間6,800万冊を超える本が借りられています。

フィンランドの人々の図書館愛は、2017年の『ニュー・ステイツマン』の記事で取り上げられました。記事によると、彼らは「夕食会用の調理器具から住宅改修用のドリルまで、さらに美術作品、サッカーボール、庭遊び用のゲーム、ミシンなど、ほぼ何でも借りることができます。すべて無料です。質の高い図書館サービスを無料で市民に提供することは、フィンランドの法律に定められています」。

1928年に初めて制定されたこの法律は、変化する時代に合わせ、図書館を最新で現代的なものとし、社会にとって意義のある存在に保つことを目的としています。作家のピルッコ・リンドベリは、2016年の法改正後にブログで次のように記しました。「新法の目的は、市民が文明や文化に平等にアクセスできること、生涯学習へのアクセス、積極的な市民参加、民主主義などを促進することです。これらの目的を実現するための基本理念は、共同性、多様性、多文化主義です」。

地域社会の中心

地域や国の文化の中心に位置する図書館は、コンサート、文学講演会、映画上映など、公共イベントの会場にもなっています。仕事をするために訪れる人もいます。子どもが宿題をできるよう、専用の区画を設けた図書館もあります。

本を愛する人々や学生、学者、研究者にとって、このような図書館の存在は、まさに本好きの楽園のように思えるでしょう。一方、英国では、貸出冊数の減少、来館者数の低下、資格を持つ職員を無給のボランティアに置き換えるべきだという声が繰り返し上がるなど、まったく異なる状況が語られています。政府の厳しい予算事情による図書館閉鎖の話は、米国やカナダでも聞かれます。

それでも、啓蒙的で進歩的、そして時代に即した社会として見られたい文化にとって、図書館という存在は今なお不可欠です。静寂が支配する厳格な場所という図書館のイメージは、好印象につながらなかったのかもしれません。しかしオーディでは、図書館がその原点に立ち返っています。人々が学ぶだけでなく、集い合える場所として。

そもそも、紀元前300年頃に建てられた古代世界最大の図書館、エジプトのアレクサンドリア図書館には、書物の収蔵施設や講義室、集会の場、庭園がありました。

また、他の地域で予算削減が進むなかでも、現代の来館者を呼び込むことを目指し、大規模で魅力的な公共図書館の計画や建設が続いています。たとえば、英国ニューカッスルで改修された図書館には、タブレット端末、3Dプリンター、Raspberry Piコンピューターなど、高度なIT機器が導入されます。一方、カナダのハリファックスにある図書館は、ガラス張りの直方体を積み重ねたような構造で建てられました。2014年に開館したこの建物には、講堂、カフェ、子どもの遊び場、読書・学習スペースがあります。

未来の図書館はハイテク化する一方で、図書館とは何かというアレクサンドリアの理念にも立ち返りつつあるようです。地域の人々が集い、語らい、つながる場所です。

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