次世代の東アジアを担う若者を成功へ導く教育

次世代の東アジアを担う若者を成功へ導く教育
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スキル、教育、雇用の統合は、 世界経済フォーラム東アジア会議(World Economic Forum on East Asia)―― 「連結性を通じた地域の未来の形成」のテーマと特に深く関わっています。

東アジアは人口構成の面で非常に若い地域です。そのため、若者が雇用され得る力を備え、今日の世界に求められる新たなスキルを十分に身につけられるようにすることは、現在進行中の地域変革にとって極めて重要です。

教育とスキルは、包摂的な経済成長を実現し、持続可能な社会を築くという課題に向けて、地域の若者を備えさせるための重要な要素です。自然災害をはじめとするリスクに対して脆弱であるにもかかわらず、アジアで教育への取り組みと情熱が広く見られることは非常に心強く、この地域が今後も変革を続けていくという確信を私に与えてくれます。

テクノロジーは、教育とスキル開発において重要な役割を果たしています。フォーラムのICTサミットでも議論されたように、オンライン学習サイトは増え続けています。テクノロジーによって、多くの教育機関が講座を世界中で利用できるようにし始めました。たとえば慶應義塾大学では、 Soi Asia プロジェクトに参加しています。このプロジェクトは、衛星を利用したインターネットで遠隔学習に適した環境を整え、ライブ講義の配信をアジア全域で共有するものです。

フォーラムのグローバル・アジェンダ・カウンシル(人材・スキルの流動性)が構築した、 人材の流動性 に関するグッドプラクティスのオンライン・ナレッジバンクは、世界的な人材課題に対処するための具体的な行動を共有する試みの一つです。実際、ASEANの事例は、このオンライン・ナレッジバンクにおける5つの詳細なケーススタディの一つとして取り上げられています。

また、アジアの人々のテクノロジーへの熱意は、所得格差や世代間の隔たりといったさまざまな格差を埋める上で非常に心強いと感じています。ソーシャルネットワークなどの手段により、今日では、場所や国籍、年齢を問わず人々がつながっています。

教育とスキルへの熱意に加え、加速する技術の進歩によって、東アジアは経済面だけでなく、着想と起業家精神の源泉としても、他に類を見ない地域になると確信しています。

私は、これらの課題について新たな機会をさらに探り、参加者の皆様と協働することを楽しみにしています。その場は、 バンコクで開催される世界経済フォーラム東アジア会議です。

執筆者:石倉洋子、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授(日本)、世界経済フォーラム「教育・スキルに関するグローバル・アジェンダ・カウンシル」副議長。

写真:2012年3月27日、ソウルのショールームでノートパソコンを試す子どもたち。REUTERS/Bobby Yip

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