世界最大級の金融企業はジェンダー平等を実現できていない。その理由とは

A businesswoman walks on the esplanade of La Defense, in the financial and business district in La Defense, west of Paris April 10, 2014. REUTERS/Gonzalo Fuentes (FRANCE - Tags: BUSINESS) - RTR3KUFS
The world's largest banks, insurers, asset managers, and professional services firms have made some headway in getting more women into finance but are still failing to promote women.Image: REUTERS/Gonzalo Fuentes
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フィナンシャル・タイムズの独自データによると、世界最大手の銀行、保険会社、資産運用会社、専門サービス企業は、金融業界で女性を増やす点では一定の進展を遂げたものの、女性の昇進をなお実現できていない。

FTは、世界有数の金融関連機関50社を対象に大規模な調査を実施した。

そして、女性にとって競争の場が依然として平等でないことを示す重要な統計があった。

「2016年に管理職以上の役職に占める女性の割合は25.5%で、2014年の23.7%から上昇した。」

FTの調査では、全従業員の半数が女性で、若手層では女性が58%を占めていた一方、企業の上級職の約75%は男性が占めていた。また、中堅職に占める女性の割合は前年比で横ばいとなり、39%をわずかに上回る水準にとどまった。

つまり、金融企業では職場に入る女性は増えたものの、若手層を超えて昇進する可能性は低い。アジアを拠点とする銀行で働く女性の場合、昇進の可能性はさらに低く、上級職に占める女性はわずか6.9%だった。

公認経営者協会(Chartered Management Institute)の最高経営責任者アン・フランケは、FTの報道を受けた声明で、管理職は英国経済の成長にとって重要な分野だと述べた。

「予測される成長を実現するには、英国経済で新たに200万人分の管理職が必要です。多くの組織が抱える問題は『中間層の欠落』です。若手層では女性の数が男性を上回る一方、中間管理職を経てトップに到達する女性が十分にいません」とフランケは述べた。

Image: 世界経済フォーラム

「2024年までに管理職の男女比を50対50にするには、その期間に女性管理職を新たに150万人増やす必要があります。現在、管理職に就けていない女性は50万人を超えます。現在の多様性予測に基づけば、2024年になっても英国の管理職には『欠けている女性』が48万人残るでしょう。」

報告書では、金融機関の代表者の一部が問題の存在を認めた。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのEMEA地域責任者アレックス・ウィルモット=シットウェルは、女性の賃金と昇進における平等な競争条件を実現するという企業方針を「支持しない」従業員は、処分される可能性があるとさえ述べた。

「誰かが何か否定的なことをしたり、当社の目標にそぐわない行動を取ったりすれば、当然、懲戒処分を受けることになります」とウィルモット=シットウェルは述べた。

「処分にはさまざまな形がありますが、最も簡単なのは給与を減らすことです。」

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