企業が性差別と闘うための、すぐにできる23の方法

Khawla Sheikh, 54, a plumber and a certified trainer, poses at her home's basement, where she gives plumbing training courses to other women, in Amman, Jordan, February 23, 2017. "Housewives are more comfortable to have a woman plumber in their house in the absence of their husbands," said Sheikh. "To tackle gender inequality, I think that all operating sectors must provide equal opportunities for men and women in all fields and each woman must believe in her capabilities and skills that she has in order to convince the others." REUTERS/Muhammad Hamed SEARCH "WOMEN WORK" FOR THIS STORY. SEARCH "WIDER IMAGE" FOR ALL STORIES. - RTS114ZV
The economic gender gap will close in 170 years. But some companies are on fast forwardImage: REUTERS/Muhammad Hamed
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現在の進歩のペースでは、経済における男女格差が解消するまで170年かかります。この期間は、世界経済フォーラムの最新の世界男女格差指数によって算出されたもので、私たちの世代も子どもたちの世代も、男女がビジネスや経済に平等に参加する世界で暮らすことはないということを意味します。

気がめいる話に聞こえるかもしれませんが、その時期を早めることは、実際に私たちの力でできます。組織がその目標に近づけるよう、世界経済フォーラムは、各組織の男女平等の度合いに加え、他者を鼓舞し後押しするためにどのような取り組みを行っているかを評価するツールキットを公開しました。

Image: 世界経済フォーラム『世界男女格差報告書2016』

女性を育てなければ、才能を無駄にする

世界の100か国で女性の教育水準が男性を上回っているにもかかわらず、労働市場への参加は依然として平等ではありません。女性従業員は、男性の同僚に比べて専門性の高い上級職に就く割合が低く、平均賃金も男性の半分をわずかに上回る程度です。人材の定着と育成が、企業にとって最大の懸念事項の一つとなっている今、女性を育てられていない企業が広く存在することは、人的資本の大きな浪費にほかなりません。

全社的な取り組みから始める

世界経済フォーラムのツールキットは、企業や組織の平等を促進するための実践的な取り組みを23項目紹介しています。

「魚は頭から腐る」という考え方に沿って、このツールキットは、経営幹部が男女平等の確かなビジネス上の根拠を築くことを推奨しています。経営陣が主導して男女平等に取り組むだけでなく、企業は既存のジェンダー・バイアスを認識し、その是正に向けた現実的な目標を設定するとともに、進捗を把握するための適切なフィードバックの仕組みを整える必要があります。

その好例がプライスウォーターハウスクーパースです。同社は過去10年間、多様性を尊重する方針の策定に注力してきました。「進歩は一夜にして実現したわけではありません」と同社の広報担当者は説明します。「しかし、取り組みの成果が見え始めています。PwCの経営陣は現在、男性10人、女性9人で構成されています。また、ここ数年、新卒採用では入社時点で男女比が均衡しており、世界全体の新卒採用者のうち女性が50%をわずかに上回っています。」

ジェンダーの多様性を組織に根付かせる

こうした基本を整えたら、次の段階では、組織が特定した格差に対処する具体的な取り組みを設けます。一般的には、賃金帯を統一し、一貫した給与見直しのプロセスを確保して賃金格差を是正することや、男女双方に手厚い育児休業制度を設けることなどが含まれます。こうした制度を支えるものとして、全社的なジェンダー意識向上の研修と、セクシュアルハラスメントに対する効果的な対策も必要です。

この取り組みの好例はアーンスト・アンド・ヤングに見られます。同社では、注目度の高いコミュニケーション・プラットフォームを通じて、職場の内外の人々と対話し、女性の活躍を促す課題に取り組むよう、リーダーたちに働きかけています。同社によると、このような仕組みは、同僚が「顧客やその他のステークホルダーと共有し、男女平等を議題に加えてもらうための、確かな証拠に裏打ちされた説明」を提供します。

模範を示す

男女平等に関する方針を実行し、平等への取り組みを実績として示せば、企業の社会的責任をより広く推進するうえでも役立ちます。組織は、将来の人材層を育てるため、サプライチェーンでの多様性の促進、政策提言、慈善団体との連携、教育における男女平等の支援を検討すべきです。

好例として、ソーシャルメディアで大きな反響を呼んだ次のキャンペーンがあります。#LikeAGirlと#ShareTheLoadはプロクター・アンド・ギャンブルによるキャンペーンで、後者は22か国で話題となり、公開以来6,500万回再生されています。このアイデアは、子どもの70%が、家事は女性の仕事だと考えているという調査結果から生まれました。現在、インドでは200万人を超える男性が、家事の負担を分かち合うと誓っています。

Image: 世界経済フォーラム『ジェンダー平等ツールキット』

バランスの取れたスコアカードを作成する

男女平等の実現に向けた取り組みを全体として確実に進めるため、世界経済フォーラムは、組織が目標に対してどの程度進捗しているかを追跡するスコアカードを推奨しています。特定の方針を検討している段階なのか、具体的な計画があるのか、それとも取り組みをすでに実施しているのか。スコアカードの項目が「実施中」に進んだ後は、組織の外にも働きかけ、より広い環境で変化を起こしているでしょうか。

詳細はこちら:『ジェンダー平等の加速:ツールキット』をこちらで読む

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