米国の半分超を襲う長期的な干ばつ

Scientists have connected the reoccurring drought in the Western US to a changing climate.
Scientists have connected the reoccurring drought in the Western US to a changing climate.Image: Unsplash/Oleksandr Sushko
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  • 米国では2020年後半から異常な高温と乾燥が続き、熱に起因する医療上の緊急事態や山火事のリスクが高まっている。

  • ミード湖の水位は過去最低を記録し、水深の浅い湖岸では、40年または50年前のものとみられる人骨が発見された。

  • 最新のデータによると、米国本土の面積のほぼ64%で、深刻度の異なる干ばつが発生している。

  • 科学者らは、米国西部で繰り返す干ばつと気候変動との因果関係を見いだした。

ミード湖の湖岸で発見された人骨水位が過去最低となるなかでの発見は、米国西部を襲う長期的な干ばつがもたらした最新の影響だ。見つかった2人の遺体のうち1人は、約40年または50年前に死亡した殺人事件の被害者と確認された。当時、近隣のラスベガスで依然として横行していた組織犯罪の犠牲者だった可能性があるとの憶測を呼んでいる。

繰り返す干ばつ

2020年後半以降、米国では異常な高温と乾燥が続いている。米国干ばつモニターによると、極度および例外的な干ばつは南西部で最も深刻だが、オレゴン州、モンタナ州、サウスダコタ州にまで及び、テキサス州沿岸やルイジアナ州にも広がっている。

こうした極端な状況により水と冷房の需要が高まり、貯水池の水量は例年より減少している。干ばつに伴い、熱に起因する医療上の緊急事態や山火事のリスクも高まっている。

2022年5月3日時点で、米国本土の面積のほぼ64%が、深刻度の異なる干ばつの影響を受けていた。この割合は、短い中断を除き、2020年9月以降60%を上回っている。過去にもここまで上昇したことはあるが、これほど長く続くことはまれだった。2018年の干ばつでは、基準を上回ったのはわずか5週間だった。

2012年4月から2013年5月にかけて、干ばつは米国の面積の60%超に60週連続で及び、一時は約80%にまで広がった。しかしその時でさえ、例外的な干ばつに分類された地域は7%を超えなかった。現在の干ばつでは、2021年4月から9月の15週間にわたり、その割合が一貫して9%を上回った。最近では、少なくとも深刻な干ばつに見舞われている地域が40%超に拡大しており、これは2012年以来の水準だ。

気温の変動や、非常に暑い日、乾燥した日、非常に寒い日は通常起こる現象だが、気候変動により、こうした極端な気象現象はさらに頻繁に、深刻になると予想されている。科学者らは、繰り返す干ばつを米国西部の気候変動と関連づけている。例えば、熱波の始まる時期が年々早まり、期間が長く、強度も増していることを挙げている。

このグラフは、米国本土の面積に占める干ばつの各段階の割合を示している(2018~2022年)Image: Statista
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