この恐ろしいアニメーションが示す、過去20年間の気候変動の影響

A woman takes pictures of a tree in Shinjuku Gyoen National Garden on a sunny autumn day in Tokyo December 5, 2014. REUTERS/Thomas Peter (JAPAN - Tags: ENVIRONMENT SOCIETY TPX IMAGES OF THE DAY)
NASA has created a animation which shows images of the Earth's seasons from the last 20 yearsImage: REUTERS/Thomas Peter
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わずか250秒で、20年間の季節の移り変わりを早送りで見ることができます。極地の氷冠は縮小しては再び広がり、より温暖な気候の地域では植物の成長とともに地表が暗くなり、冬が近づくと再び明るくなります。

NASAのために制作されたこのアニメーションは、季節の変化を早送りしたらどう見えるかを描いた漫画ではありません。1997年9月から2017年9月まで、過去20年間に衛星が撮影した画像を集めたものです。

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Image: NASA

見た目が美しいだけでなく、このビジュアライゼーションは、気候変動が地球にどのような影響を与えているかを多く語っています。

科学者によると、早送りした20年分のデータを使って植物の成長や変化を測定でき、それによって植物が大気中の炭素をどれだけ効果的に利用しているかも分かります。

色分けされた地球儀

「地球が呼吸するのを見ているようです。本当に驚くべきことです」と、NASAの海洋学者ジェレミー・ワーデルは語りました。

このアニメーションは、陸上と海洋に生息する生物の豊かさも示しています。

海洋では、濃い青から紫の色合いは、栄養分が不足して生物がほとんどいない、比較的温暖な海域を表します。一方、緑と赤は、より冷たく栄養分に富む海域を示します。

Image: NASA

これには、海底から冷たい水が湧き上がり、栄養分を運んでくる沿岸域や、陸地から海へ栄養分を運ぶ川の河口付近が含まれます。

陸上では、緑色は森林や草原など植物が豊かに生育する地域を表し、黄褐色と白色は、アフリカや中東の砂漠のように植物がまばら、または存在しない地域のほか、極地の雪や氷を示します。

Image: NASA

長期的に見ると、北半球では春の到来が早まり、秋が長引き、北極の氷冠が後退している様子を観察できます。南極の氷も減っていますが、その変化はそれほど明らかではないと、同氏は付け加えます。

エルニーニョとラニーニャを知る

ワーデル氏が特に注目したのは、1997年から1998年にかけて太平洋の赤道沿いで爆発的に発生した、「生物活動が極めて活発な大規模なブルーム」でした。

この「ブルーム」は、大規模な気候変動の目に見える兆候でした。それはエルニーニョとラニーニャと呼ばれ、赤道付近の太平洋で、中部から東部にかけての暖流が平年より冷たい海水と混ざり合った際に起きました。その結果として、鮮やかな緑色の帯、つまり藻類のブルームが現れます。

科学者や政策立案者にとって、エルニーニョやラニーニャのような現象を理解することは、より適切な備えにつながるため重要です。例えば、藻類は商業用の水産物資源を汚染し、地域経済に損害を与えることがあります。

藻類は海洋生物にも有害です。ある研究では、藻類によってアシカに脳障害や記憶喪失が生じ、その結果、浜辺に取り残されたり、通常の餌場から遠く離れてしまったりする個体がいたことが分かりました。

しかし、宇宙から撮影した地球の画像から学べることは、ほかにもあります。

光を減らそう

地球上の夜間の光害は増加しています。これが分かるのは、今年初めにNASAの衛星が宇宙から撮影した地球の画像があるからです。

科学者たちは、拡大する新興経済国で光害が増えると予想していました。一方、先進国では、より環境負荷の低いLEDや、使っていない照明を消す技術の活用が進めば、光害は減るかもしれないと考えていましたが、実際はそうなりませんでした。

過度な光害は動物の生態を大きく乱し、個体数の減少や、繊細な生態系の破壊につながる可能性があります。人間の場合も、睡眠のリズムを乱し、健康状態の悪化や生産性の低下を招くことがあります。

宇宙から学ぶ政策上の教訓

光害は、経済や環境にも二次的な影響を及ぼします。エネルギーの無駄であり、その費用は個人であれ国であれ、誰かが負担しています。また、光害を生み出すために炭素資源が浪費され、有害な二酸化炭素の排出が増え、地球の気温上昇につながっている可能性もあります。

光害は、測定しにくい形でも悪影響をもたらします。例えば、光害が増えるほど、星や惑星が見えにくくなります。

衛星画像のおかげで、地球に長い年月の間に何が起きてきたのかを見ることができます。地球の生物多様性と自然の驚異を守るには、宇宙からの画像がもたらす知見に耳を傾けることが不可欠です。

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