今週、欧州が異例の寒さと大雪に見舞われている科学的な理由

The ancient Colosseum is seen during a heavy snowfall early in the morning in Rome, Italy February 26, 2018. REUTERS/Remo Casilli
Europe has been hit by unusually cold weather this week due to warming weather in the Arctic.Image: REUTERS/Remo Casilli
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欧州は寒波に見舞われ、気温は例年の2月下旬の水準を大きく下回り、ローマのような異例に南に位置する地域でも、激しい雪が降りました。

気象科学者によると、この厳しい寒さは実は、別の地域で季節外れの暖かさが続いた結果であり、それが欧州の寒さをもたらす条件を整えました。

ユーラシアからの北極寒気(「東からの野獣」と呼ばれる)が現在、イングランドとウェールズを過去27年間で最も寒い天候に陥れています。と英国気象庁は発表しました。週末にはローマが珍しい暴風雪に見舞われました。

ガーディアン紙によると、リトアニアでは寒さにより少なくとも3人が死亡しました。同国では気温が摂氏マイナス15度(華氏5度)まで下がっています。

科学者によると、この現象の原因は、今年、北極圏で異例の暖かさが続いていることです。

この地域の気温は摂氏マイナス8度(華氏17.6度)前後です。寒く聞こえますが、この時期の平均より摂氏約20度(華氏36度)高いと、ロイター通信は報じました。

このグラフは、今年、北極圏で異例の暖かさが続いていることを示しています。

今年、北極圏では記録的な高温が観測されています。Image: BI

その結果、この地域の海氷は過去最低水準にあります。こうして生じた暖かな環境により、北からの冷気がロシアやスカンジナビアを越えて南下し、欧州大陸に流れ込んでいます。

欧州を襲う北極寒気の一因は、北極渦の分裂です。北極渦とは北極点付近の低気圧帯で、極域の冷気をさらに南の地域から隔てています。

マッシャブルはこう表現しています。「まるで誰かが地球の冷蔵庫のドアを開け、普段は極寒の地域から冷気が流れ出して、米国西部やユーラシアに寒さをもたらす一方、冷蔵庫の中の空気は異例の暖かさのままになったかのようです。」

ハンブルク大学の海氷学教授、ラース・カレシュケ氏は、指摘しました。北極圏で最も厚い海氷があるはずのグリーンランド北方に、開水面が存在しているといいます。

同氏はこう述べました。「気温が氷点を上回っているため、すぐには再凍結していません[…]異常気象は、恐ろしいほどの強さと持続性をもって続いています。」

カレシュケ教授はロイター通信にこう語りました。「問題は、こうした天候がより頻繁に起こるようになるかどうかです。これは一度の事象にすぎないため、因果関係を結びつけるのは難しいのです。」

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