世界経済フォーラムのダボス・アジェンダが、初めて大気圏の外からライブ配信されました。
宇宙からライブ配信:知識と行動の新たなフロンティアセッション では、宇宙飛行士マティアス・マウラーが国際宇宙ステーションから討論に参加しました。
マウラーは、米国の元副大統領アル・ゴア、UAEのサラ・アル・アミリ大臣、アストラ創業者のクリス・ケンプ、欧州宇宙機関(ESA)長官のヨーゼフ・アシュバッハーとともに、宇宙探査の次の展開について議論しました。
宇宙科学は、地球上の最大の課題のいくつかを解決するのにどう役立つのでしょうか?
ESAの宇宙飛行士マティアス・マウラー氏は、木曜日に国際宇宙ステーションからダボス・アジェンダのセッションにライブで接続し、宇宙飛行士たちはステーションで行う実験を通じて、地球についてより深く理解するための取り組みを支えていると説明しました。
宇宙での生活が宇宙飛行士に及ぼす影響は大きい場合があると、同氏は付け加えました。しかし、こうした影響は、地球上の人々を苦しめる病気について科学者の理解を深める助けになります。
宇宙ステーションでの国境を越えた国際協力は、地球上の大きな課題、とりわけ気候変動に取り組むうえでのモデルにもなるはずです。
しかし、その逆もまた真実です。宇宙技術と宇宙探査の未来に生かすため、地球上での過ちから学ぶ必要があります。
そして、アル・ゴア米国副大統領(1993~2001年)、ジェネレーション・インベストメント・マネジメント会長兼共同創業者が説明したように、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡のような技術によって、遠い過去を見渡す機会が得られます。しかし、「人類の未来を思い描き、私たちが毎日大気中に排出している地球温暖化をもたらす汚染が招く深刻な危険を見据えるために、道徳的想像力を働かせる」のは私たち次第です。
宇宙の未来
世界経済フォーラムの最新のグローバルリスク報告書によると、宇宙はますます混雑し、商業化が進んでいます。
わずか3%の調査回答者しか、こうしたリスクを管理するための世界的な対策は効果的だと考えていません。
報告書の共著者であるマーシュ・アンド・マクレナンの欧州リスク管理責任者、カロリーナ・クリント氏は、アジェンダに次のように寄稿しました。「関係者の多様化は歓迎すべき進展ですが、時代遅れの宇宙ガバナンスの枠組みには大きな圧力がかかっており、さまざまな主体の野心と、その行動が許容される範囲との間にある亀裂が露呈しています。」
しかし、こうしたリスクを効果的に管理すれば、大きな機会が生まれると同氏は考えています。
アル・ゴア氏が説明したように、こうした機会はさまざまな分野にあります。たとえば、気候変動への取り組みです。
GPSのようなものを考えれば、宇宙技術や宇宙探査がもたらす機会が、いかに急速に私たちの生活に取り入れられるかも明らかだと、同氏は付け加えました。
また、人工衛星を宇宙に打ち上げるコストが大幅に下がったことで、アクセスは絶えず拡大していると、アストラの創業者、会長兼最高経営責任者(CEO)であるクリス・ケンプ氏は説明しました。これにより、新世代の起業家が活躍できるようになりました。
しかし、宇宙から得られるデータや知見を、人工衛星の所有者だけに限るべきではないと、アラブ首長国連邦の産業・先端技術省の先端技術担当国務大臣、サラ・アル・アミリ氏は説明しました。
また、人工衛星の数が多いことから規制が重要だと、欧州宇宙機関の長官ヨーゼフ・アシュバッハー氏は、リスク報告書のメッセージを踏まえて説明しました。
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