米国の石炭から再生可能エネルギーへの移行が始まった

Windmills tower over a field near the city of Waremme, Belgium, March 28, 2016. REUTERS/Yves Herman - GF10000363337
Wind, solar and hydroelectric generated nearly 68.5 million megawatt-hours of power in April.Image: REUTERS/Yves Herman
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今月初め、ある調査で、米国では初めて、設置済みの再生可能エネルギーの発電容量が石炭を上回ったことが分かった。

その可能性がいま現実になりつつある。米国では今年4月、史上初めて、石炭よりも再生可能エネルギーによる発電量が多くなったと、ガーディアン紙が水曜日に報じた。

エネルギー情報局のデータによると、風力、太陽光および水力発電による4月の発電量は約6,850万メガワット時に達した一方、石炭による発電量は6,000万メガワット時にとどまったと、ブルームバーグ・ニュースが報じた。ガーディアン紙によると、再生可能エネルギーは総発電量の23%を占め、石炭の20%を上回った。

Image: 米国エネルギー情報局

「石炭の運命は決した。市場が答えを出した」と、テキサス大学のエネルギー専門家マイケル・ウェバー氏はガーディアン紙に語った。「この傾向はもはや覆らない。石炭の衰退は、ドナルド・トランプ氏の言葉にもかかわらず、止められない」

トランプ大統領は石炭産業を強化すると公約しており、政権下で米国環境保護庁(EPAは、業界に影響する規制の緩和に取り組んできた。直近では、オバマ政権時代の撤廃により、クリーン電力計画が置き換えられた。それでも、2017年のトランプ氏の就任以降、少なくとも50カ所の石炭火力発電所が閉鎖されたと、ガーディアン紙は報じた。

10年前には他のどの燃料源よりも多くの電力を供給していた石炭は、天然ガスに加え、風力・太陽光発電所にもシェアを奪われていると、ブルームバーグ・ニュースは報じた。ブルームバーグNEFは、2050年までに世界の電力の半分がクリーンな電源から供給される可能性があると推定している。

ブルームバーグ・ニュースによると、4月には定期保守のために稼働を停止した石炭火力発電所があったため、石炭が再び再生可能エネルギーを上回る可能性が高い。ガーディアン紙はまた、今年4月はエネルギー需要が低く、風力発電量が増加したと報じた。フィッチの報告書は、2028年まで全体として石炭が再生可能エネルギーを上回ると予測したが、EIAは、再生可能エネルギーが再び上回る月が今後さらにあると見込んでいる。

しかし、石炭が衰退するなか、一部の電力会社は、同じく化石燃料であるガスへと移行している。エネルギー企業は今後数年間で、少なくとも150カ所の新しいガス火力発電所と、数千マイルに及ぶパイプラインの建設を計画していると、ニューヨーク・タイムズ紙が報じた。

「今日建設されるガス関連インフラは、今後30年間、私たちの暮らしに残ることになる」と、ライス大学土木・環境工学准教授のダニエル・コーハン氏はニューヨーク・タイムズ紙に語った。「しかし、気候変動を深刻に受け止め、2050年までに排出量を実質ゼロにする必要があるとするシナリオを見れば、炭素を回収しないガス火力発電所は、その目標と両立しない」

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