地球温暖化は、究極の国際問題です。どこに住んでいるかにかかわらず、気候変動は今日、地球が直面する最も深刻な脅威です。
しかし、排出される温室効果ガスの発生源に目を向けると、国ごとの差は際立っています。
新たなグラフが世界資源研究所から発表され、全排出量のほぼ4分の3が、わずか10か所から生じていることを示しています。
上位に集中
確かに、この上位10にはEUが単一の主体として含まれています。しかし、EU加盟28か国すべてを除いても、排出量上位の残る9か国だけで、世界の温室効果ガスの半分を大きく上回る量を排出しています。
排出量の偏りを改めて鮮明に示すグラフを見ると、世界の排出量上位3者である中国、米国、EUは、下位100か国の合計の14倍を排出していることが分かります。
あらゆる部門が重要
利用可能な最新データである2013年の数値では、エネルギー部門が温室効果ガス排出量の72%を占め、圧倒的に最大の排出源となっています。
エネルギー由来の排出量が最も大きく増加したのは中国で、増加率は4%でした。
この排出増の大半は、発電、暖房、輸送の増加によるものでした。
排出量は増えたものの、その増加率は鈍化しました。2000年から2013年までの中国の石炭消費量の年平均増加率は8.8%でした。
全体像
2012年から2013年にかけて、世界の排出量上位2か国である中国と米国では、温室効果ガス排出量の単年増加率が最も高く、それぞれ4.3%、1.4%増加しました。
2012年から2013年にかけて上位排出者の排出量は増加したものの、両者を合わせた排出量は過去10年間、同じ水準で推移しています。この間、米国の排出量は2007年にピークを迎え、EUでも着実な削減が見られました。
ロシアやカナダを含む他の国々も、過去10年間に排出量を安定させており、一定の前向きな進展が見られます。




