道路を走る車両は、輸送部門のCO2排出量のほぼ4分の3を占め、世界の温室効果ガス排出の最大要因の一つとなっています。
この課題への対応を支援するため、Google マップは、車で移動しなければならないときに、選ぶルートや環境への影響について、より多くの選択肢を提供します。
新しい燃費のよいルート案内機能を使えば、燃費を考慮してルートを最適化できます。道路上でより持続可能な選択をしながら、費用も節約できます。
世界中で、人々はより持続可能な選択をしています。 2022年エデルマン・トラスト・バロメーターによると、世界の人々の75%が気候変動を懸念し、あるいは恐れていることが分かりました。「気候変動不安」のGoogle検索は今年、過去最高に達し、持続可能な商品に関する検索も5年間で約5倍に増えています。
人々は毎日、気候変動や自分にできる行動について調べるためにGoogleを利用しています。そこで2020年、私たちは2022年までに10億人が日々の暮らしでより持続可能な選択をできるよう支援するという目標を掲げました。
道路を走る車両は、輸送部門のCO2排出量のほぼ4分の3を占め、世界の温室効果ガス排出の最大要因の一つとなっています。この課題への対応を支援するため、車で移動しなければならないときに、選ぶルートや環境への影響について、より多くの選択肢を提供します。
持続可能な移動のための、燃費のよいルート案内
Google マップでは、欧州全域で新機能を順次提供します。燃費を考慮してルートを最適化できるため、道路上でより持続可能な選択をしながら、費用も節約できます。
Google マップでは最短時間のルートに加え、それと異なる場合は最も燃費のよいルートも表示するようになります。数回タップするだけで、2つのルートの所要時間の差や、それぞれの燃料節約量の比較を確認し、自分に最適なルートを選べます。
米国とカナダで最近提供を開始して以来、この機能を使った人々は、推定50万トンを超える炭素排出量を削減しました。これは、燃料で走る車10万台を道路からなくすのに相当します。
欧州ではさらに、ドライバーが車両のエンジンタイプ(ガソリン、ディーゼル、ハイブリッド、電気)を指定できる新機能も開始します。これにより、節約したい燃料の種類に合わせたルートが表示されます。
この技術は、気候危機との闘いに欠かせない先端技術である人工知能によって実現しています。この場合、AIはA地点からB地点までに走行可能なすべてのルートを特定し、過去およびリアルタイムの交通状況、道路の勾配や種類などに基づいて、それぞれの燃料使用量を計算します。これを数秒にも満たない時間で行うことで、目的地までの最も燃費のよいルートと、最短時間のルートを見つけて表示できます。
もちろん、Google マップでより持続可能に移動する方法は、この新しい燃費のよいルート案内機能だけではありません。これまでも公共交通機関のルートや自転車の道順など、車に代わるさまざまな移動手段を提供してきました。最近では、世界500都市で自転車やスクーターのシェア情報を利用できるようにしました。また、電気自動車の充電スタンドの場所や、充電器が利用可能かどうかのリアルタイム情報もマップで提供しています。
Googleは長距離移動にも利用されているため、そうした移動をより持続可能にする取り組みも進めています。Google フライトに炭素排出量の情報を直接表示し、排出量が大幅に多い便や少ない便を示すようにしました。座席の選択による違いも確認できます。ホテルを検索する際には、廃棄物の削減、エネルギー効率、水資源の保全など、持続可能な取り組みに実質的に取り組んでいるホテルをお知らせします。いずれも、普段の検索の中で確認できます。
気候危機は私たち全員に影響を及ぼし、一夜にして解決できるものではありません。Googleには気候変動との闘いを支援する独自の責任と機会があると認識しています。それは自社の排出量を削減するだけではありません(2007年以降カーボンニュートラルを達成し、2017年以降はエネルギー消費量の100%を再生可能エネルギーで賄い、2030年までにカーボンフリーを目指しています)。ほかの人々が同じことに取り組めるよう支援することも含まれます。
本日開始するこの新しい燃費のよいルート案内機能が、人々のより持続可能な選択を後押しし、さらに、ささやかな選択にも変化を生み出す力があると示せることを願っています。毎月10億人がマップを利用している今、より持続可能なルートを選ぶことは、より環境に優しい未来へ進む大きな力になります。


