気候変動が感染症対策の進展を阻害している

A child walks past debris as flood waters begin to recede in the aftermath of Cyclone Idai, in Buzi near Beira, Mozambique March 24, 2019. REUTERS/Mike Hutchings TPX IMAGES OF THE DAY - RC1AE5292630
Climate change is helping mosquitoes to spread malaria.Image: REUTERS/Mike Hutchings
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気候変動により、致死性の高い感染症の撲滅はより困難になっている。世界保健基金のトップは火曜日、気温の上昇によってアフリカの高地でも蚊がマラリアを媒介するようになっていると述べた。

気候変動がもたらすその他の深刻な影響として、より強力なサイクロンが挙げられ、その後には感染症のリスクが高まるとされている。エイズ・結核・マラリア対策のためのグローバル・ファンドの事務局長であるピーター・サンズ氏はこのように述べた。

「3つの病気のうち、気候変動の影響が最も明らかなのはマラリアだ」とサンズ氏はジュネーブで記者団に語った。

同氏は、東アフリカのケニアとエチオピアで標高の高い地域における新たな感染について「非常に憂慮すべき状況だ」と述べた。

政府、市民社会、民間セクターのパートナーによる連合体であるグローバル・ファンドは、2030年までにこの3つの感染症を終息させるという国連の目標の達成に向けて取り組んでいる。

海面水温の上昇により、暴風雨の強度と頻度が高まっている。今年、サイクロン・イダイによる洪水がモザンビークで数千件の新たなマラリア感染をもたらしたため、同基金は緊急支援の資源を送っていた。

「(気候変動による)結核やHIVへの間接的な影響もある。環境や気候変動の理由で住む場所を追われた人々は、これらの病気にかかりやすくなる可能性が高いためだ」と同氏は付け加えた。

10月にフランスのエマニュエル・マクロン大統領が主催した会議において、グローバル・ファンドは3年間で140億ドル強という過去最高額の拠出誓約を確保した。

スタンダードチャータード銀行の元最高経営責任者であるサンズ氏は、国連が採択した持続可能な開発目標(SDGs)における3つの病気への対応の達成可能性は、同期間に各国が医療費を460億ドル増額するかどうかに一部左右されるとの見解を示した。

特にアフリカ諸国は、医療費を予算の15%に増額するよう求められているが、多くの国にとっては大幅な増額となる。

「これは、グローバル・ファンドのような関係者による粘り強い取り組みや、二国間援助だけで実現できるものではない」と同氏は述べた。

3つの感染症のうち、結核対策の進展が最も遅れている。もっとも、数百万件に上る未診断の症例のうち、より多くを特定する点では最近進展があったと同氏は述べた。

世界保健機関(WHO)によると、2017年には世界で2億1900万人がマラリアに感染し、43万5000人が死亡した。犠牲者の大半はサハラ以南アフリカの乳幼児や幼い子どもだった。

WHOによると、2017年には結核により160万人が死亡し、そのうち30万人はHIV感染者であった。結核は世界の死因の上位10位に入っている。

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