世界の難民状況を数字で解説

Rohingya refugees gather at Kuala Simpang Ulim beach after a voyage of more than 100 days, in East Aceh, Aceh Province, Indonesia June 4, 2021
The number of refugees worldwide has doubled since 2010.Image: REUTERS/Antara Foto Agency
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  • UNHCRの最新報告書によると、難民を含む強制移動させられた人々の世界の数は、2010年以降倍増しています。

  • シリアから逃れた避難民は、他のどの国よりも多くなっています。

  • 難民を受け入れている国のリストでは、トルコが首位です。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、2020年末時点で世界の強制移動させられた人々は8,240万人に上り、そのうち4分の1以上が難民です。

この数字は2010年以降倍増し、これまでで最も高くなっています。新型コロナウイルス感染症の大流行により避難民の予測数が約150万人減少したにもかかわらず、このような状況となっています。国連難民高等弁務官のフィリッポ・グランディ氏は、次の「UNHCR Global Trends Forced Displacement in 2020 report」で、そう記しています。

2020年の世界の難民危機の状況。Image: UNHCR

「2020年3月23日、国連事務総長がパンデミックへの対応を可能にするため世界的な停戦を求める緊急の呼びかけを行ったにもかかわらず、一年を通じて人々は家を追われることを余儀なくされました」と同氏は述べています。

「2020年末までに、迫害、紛争、暴力、人権侵害、そして公共の秩序を深刻に乱す事態によって強制的に避難させられた人々の数は、利用可能なデータによると過去最高の8,240万人に増加しました。」

紛争と避難

わずか5カ国が、国外に避難した難民全体の68%を生み出しています。シリア・アラブ共和国、ベネズエラ、アフガニスタン、南スーダン、ミャンマーです。

これらの避難民が現在滞在している受入国上位5カ国は、トルコ、コロンビア、ドイツ、パキスタン、ウガンダです。

国内に370万人の避難民を抱えるトルコは、次に多い受入国であるコロンビア(170万人)の2倍の難民を受け入れています。

避難民が最も多く逃れている国々。Image: UNHCR

トルコの状況は近接性の影響を物語っています。トルコの難民の92%は隣国シリアから来ており、同国では10年以上にわたって戦争と武力紛争が続いています。このことは、膨大な数の避難民が出身地の近くにとどまっていることを示しています。

4,800万人を超える国内避難民がいます。国内避難民とは、自国内の他の場所で安全を求めて家を追われざるを得なかった人々です。

国内避難民の数が最も大きく増加したのはアフリカで、武力紛争と人道的災害が組み合わさったことによるものです。

アフリカで2番目に人口の多い国であるエチオピアでの内戦は、すでにUNHCRが「本格的な人道危機」と呼ぶ事態に直面していた地域で、避難民の波を引き起こしています。

全体として、昨年は100万人を超えるエチオピア人が自宅を後にせざるを得なかったと、UNHCRは述べています。

数字は2010年以降倍増しています。Image: UNHCR

パンデミック下の帰還

2019年には、42万5,000人の難民が母国に帰還するか、第三国で恒久的な住まいを見つけることができました。その数は、パンデミックによって渡航がこれまでになく困難となり、都市封鎖や国境閉鎖が影響を及ぼした2020年には30万人を下回りました。

とはいえ、2020年には推定25万1,000人の難民が30の出身国に帰還することができました。「2020年の帰還のほぼ半数(12万2,000人)は南スーダンへのものでした」とUNHCRは述べています。その大半はウガンダ、スーダン、エチオピアから帰還した人々です。報告書によると、多くの人々は支援機関に頼らずに帰還を選んだため、数字の検証は困難だとしています。

2015年4月以降、30万人のブルンジ人が近隣諸国へ逃れています。その移動の多くは選挙に関連した暴力によるものとされていると、UNHCRは述べています。2020年には約4万900人がブルンジに帰還することができ、その大半はタンザニア、ルワンダ、コンゴ民主共和国から戻った人々です。

同国の状況が依然として不安定であるにもかかわらず、2020年にはシリアへ3万8,600人の避難民が帰還したと報告されています。主な帰還元はトルコ、レバノン、イラクです。

UNHCRはまた、シリア人の帰還に対する意識について、6回目の年次調査を実施しました。2021年初頭には、エジプト、イラク、ヨルダン、レバノンの3,200人以上のシリア難民が参加し、約70%が将来シリアへの帰還を望んでいると答えました。

UNHCRのグローバル・トレンド報告書はまた、国際協力と支援の重要性を強調しています。これは、難民に庇護を与えるだけでなく、多数の避難民に居場所を提供してきた国々への支援を提供することも含みます。

「受入国、コミュニティ、難民の人々を支援するための連帯と協力の強化が必要であることは広く認識されています」と報告書は述べています。「受入国政府とコミュニティへの支援を維持し強化することは依然として重要であり、再定住や補完的な経路へのアクセス拡大も同様です。」

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