世界中の人々の75%超が、2022年は2021年より良い年になると考えています。
新型コロナウイルス感染症ワクチンの接種が進み、これから状況が好転するとの希望が広がっています。
また、3人に1人は社会がより寛容になると考えています。
2022年の見通しについて、どのように感じていますか。新型コロナウイルス感染症のオミクロン株が登場したにもかかわらず、世界的な調査によると、世界中の人々は新年に驚くほど前向きな気持ちを抱いています。
イプソスは33カ国の成人22,000人以上に尋ねました。2022年について個人的な予測を答えてもらうためです。物価上昇や環境への懸念は続くものの、大半の人は、新年には状況が良くなると感じていました。
「希望はいつまでも湧き続けるものです」と、イプソスのアントニア・ロペス氏は述べました。「例年どおり、4分の3(77%)が2022年はより良い年になると予想しています。2022年は2021年より自分にとって良い年になると楽観している日本人は54%で、中国人は94%です。」
2020年末に尋ねた際、90%が自国にとって悪い年だったと答えました。2021年末に同じ質問をしたところ、その割合は77%に下がりました。2021年に、自分と家族にとって悪い年だったと答えた人は56%で、2020年の90%と比べて減少しました。
新年の抱負は依然として人気があり、世界の人々の4分の3が2022年の目標を立てる予定です。抱負を立てる人が少数派なのは、日本(44%)とスウェーデン(23%)だけです。
世界中の人々が、2022年の暮らしに楽観的な理由として挙げているものを紹介します。
1. 新型コロナウイルス感染症との闘いの進展
新型コロナウイルス感染症は、明らかに楽観できる要因とは言えませんが、ワクチン接種計画の進展が、状況は改善するという希望を人々に与えています。回答者の半数以上は、2022年に世界人口の80%超がワクチンを少なくとも1回接種すると考えていました。
最も前向きだったのはラテンアメリカの人々で、ペルー人の81%、ブラジル人の76%、チリ人の69%が、2022年にワクチン接種が成功すると予想していました。欧州の人々はより懐疑的でした。目標の80%達成が可能だと考えた人は、フランスではわずか42%、スイスでは38%、ドイツでは33%でした。
2. 環境
世界中の人々は、地球温暖化による異常気象が2022年に激化すると予想しています。特に、2021年に洪水で大きな被害を受けた欧州諸国でその傾向が強い一方、異常気象を食い止めるために人々が行動を起こす準備ができているかについては、より楽観的な見方がありました。
5分の2を超える人(45%)は、2022年に飛行機を利用する人が2019年より減ると予想しています。習慣が変わるとの見方が最も強かったのはアジアで、中国では68%、シンガポールでは67%、マレーシアでは66%でした。
3. 社会
世界中の人々のほぼ3分の1は、過去2年間の出来事を受けて、自分たちの社会がより寛容になると予想しています。この見方が最も強いのは中国で、83%が2022年に寛容さが増すと予想しています。一方、フランスでそう考える人はわずか9%です。
10人中7人を超える人(71%)は、2022年に人々がオフィス勤務に戻るにつれ、街の中心部がより活気づくと考えています。中国では10人中9人(87%)がそうなる可能性が高いと答え、アルゼンチン、ブラジル、コロンビアでも5人中4人(78%)が同様に答えています。
4. 経済
世界経済の状況に対する楽観的な見方が強まっています。2021年には世界の主要な株式市場が暴落する可能性が高いと答えた人が40%でしたが、人々は2022年の株式市場の安定性について、前年より期待を寄せています。
世界中の人々の4分の3は、自国の物価が所得より速く上昇すると予想していますが、5分の2を超える人(42%)は株式市場が暴落する可能性は低いと考えています。
5. 宇宙人の侵略
もちろん、2022年にも心配の種はたくさんあります。しかし調査によると、宇宙人の侵略は大半の人の懸念の上位にはありません。可能性が高いと考えた人はわずか14%でしたが、インドではほぼ3分の1が別の惑星からの訪問者を迎えると予想しています。
一方、39%は自国の都市が自然災害に見舞われると予想し、38%は外国勢力のハッカーが自国のITシステムを停止させる可能性があると考え、34%は核兵器が使用される可能性を、27%は制御不能な人工知能を懸念しています。


