事業の初期には、正式な「ミーティング」を開く必要はないように思えるかもしれません。結局のところ、社内の全員が一つの部屋や地下室、ガレージに詰め込まれていることもあるでしょう。みんなここにいるのに、なぜ「ミーティング」が必要なのでしょうか。
私からの助言です。週1回の朝のミーティングを開く伝統を築いて、事業を始めましょう。成長していくうえで、きっと役立つ習慣です。
会社がまだ2人だけだった頃でさえ、月曜の朝は早めに出社し、正式なミーティングを行う時間を確保していました。
なぜでしょうか。職場での失敗は、従業員が自分のすべきことを具体的にほとんど把握していないときに起こることが少なくありません。今日は何をすべきで、明日は何をすべきでしょうか。そうしたことを完全に決めたうえでなお失敗するなら、すべきことについての最初の仮説が間違っていたからだと推測できます。その場合、問題の解決は簡単です。仮説が間違っていた理由を探り、仮説を修正し、改めて何をすべきか考えればよいのです。これを一貫して行えば、いずれ成功するでしょう。
反対に、このプロセスの各段階を最後まで実行しなかったり、今日何をすべきかはっきり分からなかったりすれば、必ず失敗します。会社の規模が2人でも200万人でも、これは変わりません。
現在、楽天では毎週火曜の朝に定例ミーティングを開き、世界中の全従業員に向けて配信しています。これにより、全員が同じ認識を持ち、同じ目標に向かって取り組めます。
週1回の朝のミーティングを欠かさず開くことで、毎日を具体的なものにする機会が生まれます。私たちは、機会さえあれば怠けてしまう生き物です。これは私もほかの誰も同じです。仕事に集中し続けるには、その日の仕事をやり遂げようという強い意志を自分たちの中に根付かせなければなりません。だからこそ、朝のミーティングを行うのです。
この記事は LinkedInとの共同企画として掲載されています。掲載は、世界経済フォーラムが見解を支持することを意味するものではありません。
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著者:Hiroshi Mikitaniは、楽天株式会社のCEOです。
画像:画像:誰もいない会議室。



