パリでは、新たな施設の建設を避けるため、多くのイベントを既存の会場で開催する予定だ。自転車競技は、10年前に建設されたサン=カンタン=アン=イヴリーヌのベロドロームで行われる。一方、スタッド・ド・フランスでは陸上競技が開催される。同施設の照明は石油からバイオ燃料に切り替えられ、1万3000トンの二酸化炭素排出量を削減する。
パリオリンピックは、史上最も環境に優しい大会を目指し、野心的な持続可能性目標を設定しています。ここでは、その目標達成に向けた計画をご紹介します。
パリオリンピックにおける持続可能性
オリンピックは、以下のような様々な取り組みを通して持続可能性を推進していく。
既存の施設(例えば、10年前に建設されたベロドローム)を活用し、照明をバイオ燃料に切り替える(13,000トンのCO2排出量を削減)。
清掃作業後、セーヌ川でトライアスロン、マラソンスイミング、パラトライアスロンなどの水泳競技会を開催する。
リサイクル素材(例:アディダス・アリーナの座席)を使用して建物を建設したり、仮設会場で使用された家具を再利用したりする。
大会終了後、コンコルド広場に設置される仮設会場は、責任ある資源管理の好例となるだろう。
輸送による排出量を削減するため、食料の25%を地元産品から調達する。
これらの取り組みは、過去の大会と比較して二酸化炭素排出量を150万トン削減することを目的としている。
二酸化炭素排出量の削減
パリはこれらの取り組みなどを通じて、大会の二酸化炭素排出量を大幅に削減することを目指している。リオデジャネイロ大会やロンドン大会と比較して150万トンの二酸化炭素排出量削減を見込んでおり、無観客で開催された2021年の東京大会の排出量をも上回る見込みだ。