雑穀は穀物の一種です。たんぱく質と食物繊維を豊富に含み、小麦、米、トウモロコシに取って代わられるまで、アジアやアフリカの主食でした。いま雑穀が再び栽培・推奨されているのは、栄養価が高く、厳しい環境でもよく育つためです。国連は2023年を「国際雑穀年」と定めました。雑穀は根が深く張るため、干ばつを乗り越えられます。灌漑は不要で、農薬や肥料もほとんど必要ありません。
雑穀はかつてアジアやアフリカの主食だった穀物の一種です。しかし、20世紀に小麦、米、トウモロコシに取って代わられました。近年、雑穀は栄養価の高さと厳しい環境でもよく育つ力から、再び注目されています。
雑穀の利点
雑穀はたんぱく質と食物繊維の良い供給源です。また、干ばつに強く、灌漑や肥料もほとんど必要ありません。そのため、発展途上国や気候変動の影響を受ける地域の農家にとって、持続可能な作物です。
食料安全保障を支える雑穀
気候変動は世界の食料安全保障に対する大きな脅威です。干ばつや洪水を引き起こし、害虫や病気を増やし、食品廃棄を拡大させています。雑穀は逆境下でも安定して栄養価の高い食料となるため、こうした課題への対応に役立ちます。
インドとナイジェリアの雑穀
インドとナイジェリアは、世界有数の雑穀生産国です。両国は雑穀を健康的で持続可能な作物として推進しています。インドでは政府が「全国雑穀年」を宣言し、オディシャ州などで生産量が大幅に増加しました。ナイジェリアでは政府が、雑穀をほかの主食に代わるおいしい食材として、また飢餓や栄養不良に立ち向かう手段として推進しています。
未来を担う雑穀
世界の人口は2050年までに97億人に達すると予測されており、養うべき人が大幅に増えることになります。雑穀は栄養価が高く持続可能で、さまざまな気候で栽培できるため、この需要を満たすうえで重要な役割を果たせます。


