LignoSatは、モクレンの木材で作られた一辺10cmの立方体です。重さはわずか900gで、京都大学の科学者たちが開発しました。LignoSatはSpaceXのロケットで国際宇宙ステーションに運ばれ、そこから軌道へ投入されて6か月間運用されます。搭載センサーが、極寒で真空の宇宙環境でLignoSatがどのような状態になるかを観測します。設計者によると、従来の宇宙機よりはるかに環境に優しいとのことです。
モクレンの木材で作られた画期的な衛星LignoSatが宇宙へ打ち上げられました。重さわずか900グラムのこの小さな立方体は、京都大学の科学者たちが開発し、SpaceXのロケットで国際宇宙ステーション(ISS)に運ばれました。ISSから地球を6か月間周回し、過酷な宇宙環境で木材がどれほど耐久性を保てるかを試します。
LignoSatが重要な理由
アルミニウム製の従来の衛星は、大気圏再突入時に燃え尽き、有害な金属粒子を大気中に放出します。一方、LignoSatは完全かつ安全に燃え尽き、痕跡を残さないよう設計されています。宇宙経済の拡大が進むなか、その環境に配慮した設計は宇宙探査による環境負荷を軽減する可能性があります。
宇宙で木材を使う利点
木材は宇宙機に意外な利点をもたらします。軽くて丈夫で、電波を遮らないため、アンテナやセンサーを覆う素材として理想的です。他の素材と異なり、すべての機器を構造内に安全に収めることで、スペースデブリの発生を防ぎます。
拡大する宇宙経済
世界の宇宙経済は2023年の6300億ドルから2035年には1.8兆ドルに成長すると予測されており、LignoSatのような持続可能なイノベーションが不可欠です。この急成長する産業は、地球上のさまざまな分野に機会を生み出すとともに、地球が抱える喫緊の課題の解決にも貢献すると期待されています。

