中国とインドの人口は現在ほぼ同じですが、人口動態の将来は大きく異なります。
今後数十年で中国の人口は減少するとみられる一方、2050年にはインドが大差で世界最多の人口を擁すると予測されています。その頃、インドの人口は最大17億人に達し、ムンバイは人口4,200万人を超える世界最大のメガシティとなるでしょう。
人口ピラミッドを比較する
こうした将来の傾向は、総人口の数字だけでは分かりません。しかし、各国の人口ピラミッドを見ると、はるかに明確になります。
今回のアニメーションチャートはPopulationPyramid.netによるもので、世界で人口が最も多い10か国それぞれの内訳を示しています。
年齢層と性別ごとの人口分布を示す人口ピラミッドからは、次のようなことが分かります。
出生数はどれくらいか
人々はどれくらい長く生きるか
人口の年齢構成の偏り
こうした要素を分析すると、その国の人口動向や、今後も人口が増え続けるかどうかを把握できます。
異なる人口構成
以下に示すのは、人口増加に見られる典型的な3つのパターン、急増、緩やかな増加、減少です。
こうした分類を使うと、人口上位10か国のグラフはどのように比較できるでしょうか。
急増:
上のグラフによると、インド、インドネシア、ナイジェリア、メキシコ、ブラジル、バングラデシュ、パキスタンでは、今後も人口が急速に増加します。特にナイジェリアの増加は著しく、2060年までに人口で米国を抜き、世界で第3位の国になるでしょう。
緩やかな増加:
人口上位10か国のうち、増加が緩やかなのは米国だけです。それでも、国連は現在の傾向が続けば、2060年ごろに米国の人口は4億人に達すると見ています。
人口減少:
中国がここに含まれるのは、1979年から2015年までの一人っ子政策を考えれば、意外ではありません。
一方、この分類にロシアが含まれることは、多くの人にとって興味深いかもしれません。同国は出生率と移民率が低く、死亡率が異例に高いのです。実際、ロシアの死亡率は人口1,000人当たり15人で、米国のほぼ2倍です。その背景には、アルコール関連の死亡や緊急事態が多いことがあります。
経済発展と人口
上記の分類は、おおむね直感に合うものです。
中国(および一人っ子政策によって自ら招いた痛手)を除けば、人口増加が緩やか、あるいは減少している国は、より成熟した経済を持つ国々です。
この点は、以下のグラフにも表れています。








