子どもたちの大陸:アフリカの成長に対応する

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  • 2050年までに、子どもの5人に2人がアフリカで生まれる。

  • 都市人口は3倍になる見込み。

  • 「スマート」シティが発展しているが、都市計画担当者は備えが必要だ。

世界の人口は増加しているが、この課題がとりわけ深刻なのはアフリカだ。アフリカは人類発祥の地として知られ、古く気高い歴史を持つ場所だが、今日では地球上のどの地域よりも多くの子どもたちが暮らす場所になりつつある。すでに、77%が35歳未満だ。

南米、欧州、アジアの人口は何十年にもわたり急速に増えてきたが、現在は増加が鈍化し、人口の大半を成人が占めている。インドの平均年齢は29歳、中国ではさらに高く37歳だ。一方、アフリカの平均年齢は19歳で、急速に若年化している。この大陸は非常に速いペースで成長しており、今世紀半ばまでには子どもが10億人暮らすことになる。2050年までに、5人に2人の子どもが、世界のどこよりもこの地で生まれる。

このことは、特有の課題をもたらす。グラサ・マシェルは警告している。「若者たちはアフリカを変革する可能性を秘めていますが、顧みられなければ、貧困と不平等を悪化させ、平和、安全、繁栄を脅かしかねません」。したがって、急増する人口のニーズに確実に応えられるよう、先を見越して取り組まなければならない。

この人口の急増と並行して進むサハラ以南アフリカの都市化の速度は、世界の他の地域に類を見ない。

アフリカの都市人口は、ほぼ3倍に増え、2050年には13億4,000万人に達すると予測されている。アフリカ諸国では、一都市が次に大きい都市の何倍もの規模になる「首位都市」の傾向が強く、巨大都市も多い。こうした要因が重なり、都市の物的、政治的、経済的、社会的インフラに大きな負荷がかかることになる。

世界の各大陸と比べて着実に増加するアフリカの若年人口。Image: イスラム協力機構(OIC)加盟国に関するSESRIC SWOT展望2018

大陸各地の若者たちは、現代的なテクノロジーやつながり、起業の機会がある都市生活へと、ますます移り住んでいる。同時に、貧困や資源の不足、経済的自立への難しさが、農村での暮らしから彼らを押し出している。

都市化は農村から都市への移住によって進んでいるが、都市計画担当者や行政の準備が常に整っているとは限らない。成長の速度は計画も規制もされず、管理能力を超えている。そこから問題は急速に表面化する。高い失業率は非公式雇用の増加につながり、適切な課税が行われず、国に不可欠な財源がもたらされない。物的インフラの整備が追いつかず、過密化や非公式な住居の増加を招く。廃棄物管理も追いつかず、それ自体が環境上の危険をもたらす。

SDG 11は、都市や人間の居住地を包摂的、安全、強靱かつ持続可能なものにすることを目標に掲げている。この目標に向けて確実に進展はあったものの、その最後の要素である持続可能性を確保するには、迅速な行動が強く求められている。急増する都市人口が即時の解決策を必要とするなか、地域、国、国際レベルで環境への影響が深刻化するリスクは高い。セネガルのディアムニアディオ、ケニアのタトゥ・シティ、ルワンダのビジョン・シティなど、大陸から革新的なアイデアがすでに生まれているが、さらに多くの取り組みが必要だ。

課題や、ある課題が次の課題を引き起こし、終わりのないように見える連鎖を生む仕組みについて、いくらでも語ることはできる。しかし、私たちは決意をもってこれらの課題に向き合い、前途にある機会を見いだすべきだ。

今、アフリカが世界でも特に厳しい課題に直面しているのは確かだ。しかし、課題への取り組みにおいて最も革新的で先見性のあるアイデアが生まれているのも、アフリカだ。

真にスマートな都市と、よりスマートなインフラの開発が始まっている様子を目にできるのは、アフリカだ。第4次産業革命により、データ分析をかつてないほど活用できるようになり、実証データに基づくリアルタイムの解決策で、現実世界の問題に対処できるようになった。この可能性を最大限に生かし、より賢明な意思決定を促す必要がある。

イスラム開発銀行(IsDB)は、文明の始まり以来、科学、技術、イノベーションが都市の建設と維持をめぐる世界的な課題の解決に取り組んできたと考えている。科学、技術、イノベーションへの投資は、都市人口が増加するなかで持続可能な都市とコミュニティを実現し、SDG 11を達成するための重要な推進力だ。

都市が占める地球の陸地面積はわずか3%だが、エネルギー消費の60~80%と、炭素排出量の75%を占める。手頃な価格の住宅、安全で持続可能な交通、大規模な移住、気候変動、汚染は誰にも影響するが、インフラが脆弱なため、開発途上国の人々はこれらの問題をより深刻に経験している。

IsDBは、世界各地の都市の進展を加速させるため、科学、技術、イノベーション基金を積極的に立ち上げた。Transformは、イノベーションとテクノロジーのための5億ドルの基金であり、新興企業や中小企業にシード資金を提供し、それぞれの都市やコミュニティにおける経済的・社会的進展を促進する。

私たちは、160億ドルの運用資産と700億ドルの引受資本を最大限に活用する新たな開発モデルを引き続き推進し、国際的なインフラ課題への解決策を提供していく。

SDGsの達成に必要な資金と現在の投資水準との資金不足Image: UNCTAD、OECD

世界経済フォーラムは、都市の未来に向けてどのような取り組みを行っているのでしょうか?

都市変革センターは、都市の未来を形づくる課題と機会を理解するため、都市のリーダー、企業、政府をつないでいる。

同業者間の学び合いと協働を通じて、同センターは都市が知見を交換し、共通理解を実践的で強靱な都市の解決策へと結びつけられるよう支援する。

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私たちが直面する課題に取り組むには、アフリカの新しい世代に向けた多様で革新的な解決策が必要だ。すでに若い起業家たちが自国で主導的な役割を担っているが、私たちも彼らを支援しなければならない。人的資本の育成を助け、科学、技術、イノベーションの発展を後押しし、SDG 11の達成に向けた歩みを支える必要がある。

私たちは力を集中させなければならない。課題の規模を考えれば、失敗の余地はほとんどない。それでも、問題の解決策が根づき始めていることに期待し、前向きに進むことができる。解決策を育み、成長を後押しする必要がある。

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