ビル・ゲイツが人類への最大の脅威の一つと考えるもの

Bill Gates speaks at the Bill and Melinda Gates Foundation Goalkeepers event in Manhattan, New York, U.S., September 20, 2017. REUTERS/Elizabeth Shafiroff - RC12B22D4470
According to Bill Gates, infectious diseases are the greatest threat to humanity.Image: REUTERS/Elizabeth Shafiroff
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大型のハリケーンやその他の自然災害が世界を荒廃させ、核戦争の脅威が迫るなか、今、人類にとって本当に最も恐ろしいリスクは何なのかを見極めるのは難しい。

しかし、最大級の脅威の一つは、最も古くからある脅威の一つでもある。自然に発生することも、生物テロのように人為的に引き起こされることもある感染症だ。

ビル・ゲイツ夫妻が最近発表した「Goalkeepers」報告書で述べているように、感染症と慢性疾患のどちらも、今後10年間に世界が直面する最大の公衆衛生上の脅威だ。ゲイツ氏は記者との電話会見で、慢性疾患については「大きな進歩があるとかなり期待できる」と述べたが、感染症への対応には依然として備えができていない。

ゲイツ氏は、パンデミックが地球上の人類にとって差し迫った最大の脅威だと繰り返し述べている。

「自然の偶然によるものでも、テロリストの手によるものでも、急速に広がる空気感染性の病原体は1年足らずで3,000万人以上の命を奪う可能性があると、疫学者たちは言う」と、ゲイツ氏は今年初め、Business Insiderへの寄稿記事で書いた。「そして、今後10~15年の間に世界がそのような感染拡大を経験する可能性は十分にあるとも言っている。」

この分野の専門家によれば、ゲイツ氏が脅威の深刻さについて述べていることは正しい。

ジョージ・ポステ氏は、生物防衛に関するブルーリボン調査委員会の職権上の委員である。同委員会は、米国の生物防衛の現状を評価するために設立された。

「1918年のインフルエンザ・パンデミックから100年を迎えようとしています」と、同氏はBusiness Insiderに語った。「幸い、この100年間はあの規模の事態を免れてきましたが、同程度の毒性を持つパンデミック株が出現するのは避けられません。」

1918年のパンデミックでは、世界で約5,000万人が死亡し、人類史上最も多くの犠牲者を出した出来事の一つとなった。

ローレンス・リバモア国立研究所で化学・生物・爆発物の安全保障を統括するプログラムマネージャーのデビッド・レイクストロー氏と、同研究所でバイオインフォマティクス担当の副プログラムリーダーを務めるトム・スレザック氏も、ゲイツ氏に同意している。

「自然に発生する生物学的脅威も、意図的に引き起こされる脅威も重大であり、その影響を抑えるために、わが国が注意を払うに値します」と、両氏はBusiness Insiderにメールで語った。

生物兵器によって大規模な感染拡大が意図的に引き起こされる可能性はあるが、ポステ氏は、実行の複雑さから、深刻な生物テロ攻撃が起きる可能性は低いと考えている。

しかし、非常に危険な病気が自然に発生する可能性はきわめて高く、そのパンデミックの影響も同じように深刻なものとなるだろう。

ポステ氏によれば、病気がどのように広がり始めるかにかかわらず、パンデミックへの備えは同じだ。最近のジカ熱とエボラ出血熱の流行は、疾病監視能力をさらに高める必要性を浮き彫りにした。ジカ熱の健康への影響については、まだ全容を把握できておらず、この蚊が媒介する病気は、考えられていた以上に深刻かもしれない。

専門家は長年、脅威が流行やパンデミックになる前に、新たに出現する脅威をより適切に察知する方法を提唱してきた。ポステ氏はまた、迅速診断検査を改善し、新たな治療薬やワクチンの開発能力を高める必要があると述べた。ゲイツ氏も「Goalkeepers」報告書で、これを弱点として指摘している。

そうなるまでは、この脅威は多くの人が考えているより、はるかに現実的なままだ。

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