加齢を前向きに捉えることで、認知症のリスクが低下する可能性

A pair of elderly couples view the ocean and waves along the beach in La Jolla, California March 8, 2012. REUTERS/Mike Blake (UNITED STATES - Tags: ENVIRONMENT SOCIETY TPX IMAGES OF THE DAY)
Being positive about ageing can help decrease your risk of dementia.Image: REUTERS/Mike Blake
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周囲の文化から高齢期について肯定的な考え方を身につけた高齢者は、認知症を発症しにくいことが研究で示されています。イェール大学公衆衛生大学院が主導した新たな研究によると、この予防効果は参加者全体に見られたほか、認知症の発症リスクを高める遺伝子を持つ人々にも認められました。

本日、学術誌『PLOS ONE』に掲載されたこの研究では、認知症発症の最も強力な危険因子の一つであるAPOE遺伝子のε4変異を持つ人のうち、加齢を肯定的に捉える高齢者は、否定的に捉える同世代の人々と比べて、認知症を発症する可能性がほぼ50%低かったと報告しています。

Image: ゲイツ・ノーツ

この研究は、文化に根ざした加齢観が高齢者の認知症発症リスクに影響するかどうかを、高リスクの遺伝子変異を持つ人も含めて調べた初めての研究です。

「加齢を肯定的に捉えることで、認知症の遺伝的危険因子として最も確立されたものの一つによるリスクを低減できることが分かりました」と筆頭著者のベッカ・レヴィ公衆衛生学および心理学の教授は述べています。「年齢差別は加齢を否定的に捉える考え方の源となるため、これに反対する公衆衛生キャンペーンを実施する必要性が示されました。」

レヴィと共著者のマーティン・スレイド、そしてロバート・ピエトルザック(イェール大学医学部)、ならびに米国国立老化研究所の科学部門長ルイジ・フェルッチは、研究開始時に認知症を患っていなかった、平均年齢72歳の4,765人を調査しました。参加者の26%はAPOE ε4の保有者でした。研究者らは参加者の年齢や健康状態などの要因を調整しました。

この研究では、APOEε4保有者のうち、加齢を肯定的に捉える人が4年間の研究期間中に認知症を発症するリスクは2.7%で、否定的に捉える人の6.1%と比べて低いことが示されました。

認知症は主に高齢者に発症し、記憶障害や作業を遂行できない状態を特徴とします。

レヴィらによる先行研究では、加齢を肯定的に捉える考え方を強められることが示されています。

この研究は、米国国立老化研究所の助成金を受けて実施されました。

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