昨年のEU貿易の3分の1は、米国と中国との取引だった。EU諸国は2018年、米国と合計6,740億ユーロ(7,500億ドル)相当の貿易を行った。中国との輸出入取引は合計6,050億ユーロ(6,730億ドル)に上った。これはEU域外諸国との貿易全体に占める割合で、それぞれ17.1%と15.4%に当たり、スイス(6.7%)、ロシア(6.4%)、トルコ(3.9%)、日本(3.4%)を大きく上回る。
米国と中国は長年にわたりEUの主要な貿易相手国だが、欧州の収入に対する両国の相対的な寄与は時とともに変化してきた。2000年、米国はEU域外貿易全体のほぼ4分の1を占めていたが、2011年には14%に低下した。一方、中国がEU貿易に占める割合は、5%強だった2000年以降、ほぼ3倍になった。これに対してロシアと日本は近年、EUとの取引が減少している。
輸出
国別に見ると、EU諸国の大半にとって、最大の輸出相手国は別のEU加盟国だった。例外はドイツ、アイルランド、英国(主な輸出先は米国)、キプロス(ケイマン諸島に商品を送っていた)、リトアニア(ロシアが主な輸出先)だった。
EU域内で輸出品を最も多く受け入れたのはドイツで、チェコ、オーストリア、ポーランドなど一部の国からの輸出の4分の1超を占めた。
28加盟国の輸出品総額は5兆4,740億ユーロ(6兆890億ドル)で、その64%(3兆5,180億ユーロ、または3兆9,140億ドル)は別の加盟国との貿易だった。EU域内で最も貿易が盛んだったのはスロバキア、チェコ、ルクセンブルクだった。一方、EU域内より域外への輸出が多かったのはキプロスと英国だけだった。
輸入
輸入も主に貿易圏内で行われたが、例外はリトアニアとオランダで、それぞれロシア、中国を相手としていた。
EU加盟国以外からEUに輸入された商品の主な原産国は中国(20%)で、次いで米国(13%)、ロシア(8%)だった。EUの輸入総額は5兆4,260億ユーロ(6兆360億ドル)で、そのうち3兆4,460億ユーロ(3兆8,340億ドル、64%)は別のEU加盟国からの輸入だった。
輸入の半分未満がEU域内からだった国はオランダだけだった。これは、他のEU諸国向けの商品がオランダの港に到着するとEU域外からの輸入として記録され、貿易の流れが偏るためだ。こうした商品はその後、EU域内で再輸出され、オランダ発のEU域内貿易の流れに影響する。








