この空飛ぶクルマが初飛行に成功

A sensor is seen spinning atop a Google self-driving vehicle before a presentation at the Computer History Museum in Mountain View, California May 13, 2014. REUTERS/Stephen Lam (UNITED STATES - Tags: SCIENCE TECHNOLOGY TRANSPORT) - RTR3OZBV
At least four companies have announced prototypes or unveiled production vehicles.Image: REUTERS/Stephen Lam
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ドイツを拠点とするLiliumは、同社が初の試験飛行シリーズの成功とする動画を公開した。映っているのは、同社が試作した小型の全電動ジェット機「Eagle」だ。昨年12月、Liliumは、都市の混雑緩和を目指し、Uberのようなオンデマンド航空サービスの開発に向けて、1,100万ドルにわずかに届かない額の資金を確保した。

道路を走行するモードがないため、厳密には空飛ぶクルマとはいえないが、Eagleには空飛ぶクルマを魅力的にする柔軟性の多くが備わっている。Liliumの構想の要となるのが、動画に映る垂直離陸だ。これにより滑走路なしで運航し、屋上から乗客を乗せられる。Eagleは電動ジェットで推進し、離着陸時には可動式の排気口によって推力を下向きに変える。

Liliumはこの機体について、最高速度は時速約186マイル、1回の充電での航続距離は186マイルに達すると述べるなど、実に目を引く性能を主張している。The Vergeの取材に対し、Liliumの共同創業者パトリック・ネイセン氏は、この機体には「どのTeslaにも搭載されているのと同じバッテリー」が使われていると語った。同社によれば、Eagleの飛行中の電力消費量は電気自動車と同程度だという。

現在の試作機は2人乗りで、人間のパイロットが操縦する。一方、Liliumは自律システムが操縦する5人乗りの機体を開発中だとしている。

しかし、近い将来に空飛ぶタクシーがあなたの街で見られるようになるまでには、大きな障害がある。いつか電動飛行に取り組む可能性を示唆したこともあるTeslaのCEO、イーロン・マスク氏も、小型航空機が都市で使われる可能性に疑問を投げかけている。マスク氏によれば、とりわけ騒音や気流の乱れが過度に大きくなり、「ホイールキャップが落ちてきて、ギロチンのように首を切り落とす」可能性もあるという。

騒音の問題だけでも近年、都市部の飛行規制につながっており、ニューヨーク市は2010年にヘリコプター遊覧飛行を縮小した。ただし、電動航空機は、ガソリンを燃料とするヘリコプターより静かになる可能性が高い。

こうした逆風の可能性があっても、Eagleのような小型エアタクシーや、道路と空の両方を移動できる本格的な空飛ぶクルマの開発は近年進められている。少なくとも4社が試作機を発表するか、量産車両を披露している。

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