これまで多くの議論が交わされてきたのは、特に企業の取締役会やリーダー職に女性を登用する方法についてだ。
こうした注目が集まる一方で、女性が一人もいない取締役会の数は2017年に増加した。これは、シリコンバレー銀行の2017年版「スタートアップ・アウトルック」レポートによる。
調査対象となった941社のスタートアップの70%超では、2017年に女性の取締役が一人もいなかった。前年の66%から増加した。
取締役の枠だけの問題ではない。経営幹部に女性がいない企業の数も2017年に増え、調査対象企業の半数を超えた。

Image: シリコンバレー銀行 米国スタートアップ・アウトルック・レポート 2017
口先だけで行動がほとんど伴わない状況が続くなか、この増加は懸念すべきものだ。
ファースト・ラウンド・キャピタルが6カ月前に同様の調査を実施した際、調査対象となった700社のスタートアップのほぼ3分の1は、多様性を企業の優先課題として話し合ったことさえなかった。
シリコンバレー銀行によると、回答企業の少なくとも4分の1には、何らかの多様性推進計画があった。しかし、それで企業がこの傾向を逆転できるとは限らない。最善の計画を掲げるフェイスブックでさえ、苦戦してきたのは、社内で多様性と包摂を推進することだ。


