エアバスは、胴体と翼を一体化させた新しい機体設計を試験してきました。
空気抵抗を減らすことで、二酸化炭素排出量を20%削減することを目指して設計されています。
エアバス(AIR.PA)は火曜日、翼と胴体を融合させた曲線的な機体設計を公開しました。二酸化炭素排出量を約20%削減することを目指しています。
この欧州の航空機メーカーは、昨年からフランス中部の秘密の場所で、「Maveric」というコード名の、幅3.2メートル(10.5フィート)の技術実証機による飛行試験を行ってきました。同社はシンガポール・エアショーでこの設計を初めて明らかにしました。
「翼胴一体型(blended wing body)」という設計の概念は1940年代からあり、米国のB-2爆撃機につながりました。また10年前には、ボーイングとNASAによるX-48研究プロジェクトも行われました。
このような機体は制御が複雑ですが、空気抵抗が少ないため、飛行効率が高くなります。
旅客機業界がより環境に配慮した航空機の実現に取り組むなか、機体メーカーはこのような設計を見直しつつあります。
「この技術をさらに推し進め、そこから何がもたらされるのかを研究すべき時期に来ていると考えています」と、エアバスのエンジニアリング担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるジャン=ブリス・デュモン氏は記者団に語りました。「環境面の課題に対応するには、こうした破壊的な技術が必要です。これは次世代の航空機であり、私たちは一つの選択肢として検討しています。」
同氏は、こうした形状が2030年代に予定されている次世代の中距離機に貢献できるかどうかについては、現時点では判断するには早すぎると述べました。
前回の試験以降、航空宇宙分野では機体を軽量化する素材の改良が進み、コンピューティング能力も向上して飛行制御が改善されたと、デュモン氏は述べました。
エアバスは現在、客室の仕組みや、この機体が空港にどのように組み込まれるかを検討しています。未解決の課題の一つは、こうした機体に窓を設けるか、それとも映像スクリーンを使って乗客に周囲の状況を感じさせるかという点です。
過去のこうした実験で長年課題となってきたのは、移動時の感覚をどう扱うかという点です。
「チューブ&ウイング」と呼ばれる従来型の機体と比べ、乗客が機体の中心からより外側に座ることになるため、機体が旋回する際により大きく動くことになります。ライバルのボーイングは、将来的な貨物用途により重点を置いています。



