私たちは、ニュースフィードからお気に入りのブランドによるパーソナライズされたコンテンツ、セルフィー、厳選したオンラインプロフィールに至るまで、高度なパーソナライゼーションの時代を生きています。オンラインの「自分」が中心となる世界に暮らすなかで、自分の望むものが分かり、選択肢を求めています。寄付やインパクトも例外ではありません。どこに、どのように寄付するかを選びたいのです。個人としてのアドボカシーや慈善活動は、社会課題への関与や寄付のあり方の中心となっています。今日の私たちを形づくった要因は三つあります。
職場の中心にある目的意識
今日、人々は仕事と生活のバランスを求めるだけではありません。多くの人が、キャリアの中心に目的意識があることも期待しています。18~34歳の57%が、社会に変化をもたらすこと、または自分が楽しいと思えることを、初めて就く仕事での最優先事項に挙げました。ボランティア活動や職業を通じてキャリアのなかで変化をもたらすことは、ミレニアル世代にとって最低限の要件となっています。かつては後付けだったものが、今では組み込まれているのです。雇用主の86%は、従業員が地域社会に関わる機会を提供するよう求めていると考えており、87%は、従業員が自分にとって個人的に重要な課題や問題への支援を期待していると考えています。
寄付のあり方は個人ごとに異なる
2016年、慈善寄付の最大の資金源は個人で、企業と財団を合わせた額を上回りました。前年より寄付をした個人が増えただけでなく、人々の寄付のあり方も大きく変化しました。小切手を書いて、お金の行き先が分からない時代は終わりました。ミレニアル世代は、自分たちの慈善活動がどのようなインパクトを生んでいるかを確認し、測定したいと考えており、多くの組織がこうした要望に応えるため、戦略を変えています。創設から130年のユナイテッド・ウェイは、たとえば、モバイル寄付とワンクリック寄付の拡大を目指しています。一方、全米各地の公立学校の教師は、DonorsChoose.orgで教室のプロジェクトへの個別の支援募集を作成し、寄付者が心を動かされたプロジェクトに任意の金額を寄付できるようにしています。

世界的な課題をより身近なものに
持続可能な開発目標(SDGs)は、私たちがどのような世界に暮らしたいかについて、世界中の市民の意見を基に策定されました。今や企業、組織、個人は皆、インパクトを測定するための強力な枠組みを手にしています。世界の状況に対する私たち個人の影響を測ることができるのです。望む変化は、今や目に見えるものとなっています。クリーンエネルギーへの投資、ジェンダー平等のための行動、気候を守るための小さな取り組みなど、インパクトを生み出すことは誰にでも可能になり、日々の行動が積み重なって、はるかに大きな変化につながっています。
では、なぜこれが重要なのでしょうか。オンラインでの買い物の習慣から、YelpやYouTubeのページに至るまで、今や生活のあらゆるものがパーソナライズされています。寄付やインパクトの創出も例外であるべきではありません。現代の職場は目的を求める私たちの思いを取り入れ、最新のツールによって寄付の方法を選べるようになり、SDGsは重要な枠組みと寄付の測定手段を提供してくれました。
一人ひとりに合わせるほど、私たちはより大きなインパクトを共に生み出せる。


