スイス再保険、1,300億ユーロのポートフォリオを倫理的投資へ移行

Ethical investment indices target environmental, social and governance factorsImage: REUTERS/Arnd Wiegmann
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欧州最大級の保険会社の一つが、社会的責任を果たす企業へ投資先を移しています。

世界経済フォーラムの戦略的パートナーであるスイス再保険は、特定の倫理基準を満たす企業を投資対象とするため、1,300億ユーロの投資ポートフォリオを移行させています。

同社はこの方法で投資ポートフォリオ全体を移行する初の保険会社ですが、この動きは業界における社会的責任の再興を示しています。2016年、アクサはたばこ関連投資18億ユーロを売却する計画を発表しました。公衆衛生への影響に加え、健康保険会社として道徳的な葛藤があるためです。

スイス再保険は、投資分析・調査会社MSCIが定める環境・社会・ガバナンス(ESG)指数を活用し、他社にもESG基準を考慮するよう促したいと考えています。

「世界で運用されている機関投資家の資産は75兆ドルに上ります。より多くの機関投資家が環境・社会・ガバナンス(ESG)基準に従えば、その影響は世界のレジリエンスを高める大きな一歩となるでしょう」と、スイス再保険の最高投資責任者、グイド・フュラー氏は述べました。

「善いことをする以上の意味があります。経済的にも理にかなっています」と、同氏はフィナンシャル・タイムズのインタビューで付け加えました。

世界経済フォーラムでサステナブル投資およびインパクト投資部門の責任者を務めるキャサリン・ブラウン氏は、今週の動きはより大きな潮流の一部だと指摘しました。

「スイス再保険の決定は、サステナブル投資にとって期待の高まる時期に行われました。ここ数年、機関投資家や民間の投資家が相次いで、より責任ある投資戦略に取り組むと公に表明しています」と同氏は述べました。

「これは、長期的な視点への、必要とされていた転換の一環です。たとえば、環境保護を怠る企業は短期的には繁栄するかもしれませんが、規制が追いついたり、消費者が背を向けたりすれば、長期的なリスクに直面します。責任ある投資は、価格変動の抑制につながります。」

投資方針を新たに定めたこのポートフォリオは、リターンがわずかに低くなると予想されていますが、スイス再保険の調査によると、より安定する見込みです。

保険会社の報告書によると、「データは、責任ある投資を長期的な視点で捉えることが、上昇余地を生かすのと同じくらい、下振れリスクを抑えることにもつながると示しています」。

スイスのこの保険会社は、企業が新たなモデルに適応できるよう、既存の投資を売却しない方針です。

「企業を投資対象から外すことには社会的なコストがあります。そこで働く人々がいますし、企業が自力で資金を調達できなければ、雇用できる人も減ります」と、フュラー氏はフィナンシャル・タイムズに語りました。

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