COVID-19への対応は、協働することで私たちに何ができるかを示した

Raj Kumar, 42, a driver of an auto rickshaw ambulance which is prepared to transfer people suffering from the coronavirus disease (COVID-19) and their relatives for free, waits for passengers in New Delhi, India May 6, 2021. REUTERS/Adnan Abidi - RC23AN94AM13
Social entrepreneurs and other groups India have responded rapidly to help the population cope with the ongoing crisis.Image: REUTERS/Adnan Abidi
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  • 社会起業分野のリーダーたちは、COVID-19危機の中で既存のアプローチの見直しを迫られた。

  • 画期的な協働により、業界のリーダーたちは、社会起業家を通じて支援を危機の最前線に届けることが可能になった。

  • 得られた教訓は、業界が今後前進するための青写真となり得る。

2020年初頭にインドでロックダウンが実施されると、人々の生活と暮らしは混乱に陥った。特に大きな打撃を受けたのは、インフォーマルな廃棄物収集者たちであった。仕事を続けられなくなった多くの人々が、一夜にして収入を失った。

しかし、すべての人々が支援から取り残されたわけではなかった。インドの社会的企業 Waste Venturesの迅速な行動と、 Yunus Social Businessからの緊急助成金のおかげで、COVID-19パンデミックのピーク時には、1,200人の廃棄物収集者への収入の支払いが継続され、その家族に1,600の食料キットが提供された。

これは、資金提供者である私たちが過去18か月にわたって何度も目にしてきたパターンである。世界各国の政府が対応に追われ、多くの場合、最も脆弱な人々を支援できずにいた時期に、Waste Ventures のような社会起業家は、いち早く行動を起こし、迅速に地域社会を支えてきた。

既存のアプローチを見直すより他に選択肢はなかった

Yunus Social Business、 Root Capital および Acumenでは、社会的インパクトと貧困削減の触媒となる社会起業家と協働し、規模拡大を支援するため、投資資金や非金融的支援を提供している。危機に直面し、私たちは皆、最善の対応方法について不確実性に悩まされ、既存のアプローチを見直す必要があることを認識していた。私たちは、協働する社会的企業を通じて、パンデミックによって最も深刻な影響を受けている人々に支援を届ける機会があることにすぐに気づいた。その中には、インドの廃棄物収集者のようなインフォーマル労働者も含まれるが、アフリカの小規模農家、職人、協同組合などの人々も含まれていた。

第4のパートナーである Greenwood Placeは、少数の民間財団の代理として活動する資金提供者であり、私たちの対応を後押しするために協力した。Greenwoodは、私たち一人ひとりと長年にわたる関係を築いてきたことから、ロックダウン期間中、柔軟な緊急資金により社会起業家の声に耳を傾け、支援する上で、私たちが果たせる重要な役割を理解していた。顧客の一社の寛大な支援により、200万ユーロの助成金が私たち3つの組織の間で分配され、2020年5月初めには実施の準備が整った。

これらの資金は、さまざまな形で危機の最前線で活動する社会的企業に届けられた。Root Capital は、COVID-19 Resilience Grants プログラムを通じて、 150万ドルの柔軟な一回限りの助成金を支給し、92の農業関連企業を支援した。また、苦境にある企業に対して、1億ドル超の運転資金を提供した。これらの助成金は、組合員である20万人の農家の安全を確保し、雇用保護を提供し、パンデミックが女性に及ぼす不均一な影響に対処することを目的とした取り組みに充てられた。

Yunus Social Business の COVID-19 Relief Grants プログラムは、 20の社会的企業に対して160万ユーロの支援を約束した。この緊急助成金により、ロックダウンの重要な3〜6か月の期間中、1万4,000人以上の人々の収入が確保された。Acumen は、 Acumen Emergency Facility (AEF)のために追加で480万ドルを調達し、起業家およびフェローに対して、109件の柔軟な助成金および融資として430万ドルを支給し、雇用の保護、事業の継続、救済の支援を行った。

COVID-19の期間中、社会起業家への支援を倍増させるという共通のコミットメントにより、支援が必要な人々に確実に届けられただけでなく、社会的企業自体が事業を維持し、脆弱な人々に安全に重要なサービスを提供し続けることができた。一部の企業にとっては、これはリモートワークモデルの導入を含め、新たな業務運営方法への転換を意味した。

例えば、Sehat Kahaniは、パキスタンの低所得層のコミュニティにサービスを提供する全女性の医療チームであり、Acumen フェローの Sara Khurramが率いている。Acumen の緊急資金の支援により、COVID-19の遠隔医療サービスを無料で提供し始めた。この企業は、COVID-19の期間中に連邦政府と提携し、COVID-19の疑い例の検査、追跡、隔離を行うとともに、ロックダウン期間中に18万9,700人以上の患者にオンライン診療を提供した。

画期的な協働による新たな道筋の構築

危機の初期段階では、こうした成果は予想もしていなかった。私たちは未知の領域にいることを理解していた。対応方法についてコミュニティには道筋となるロードマップが存在しなかったが、幸いにも、私たちが一人で歩まなければならない道ではなかった。

非常に早い段階で、私たちは皆、世界経済フォーラムの COVID対応連合(社会起業家向け)を通じて一堂に会した。これは社会起業分野の80人以上のリーダーによる協働の枠組みである。リアルタイムで得られた教訓を共有することで、私たちは皆、より迅速に適応し、危機の中で社会起業家を支援する対応を遅らせる一般的な落とし穴を回避することができた。コミュニティの他の参加者との共通点を見いだすことで、私たちは集団的なインパクトを高め、協働の機会を創出した。これにより、社会起業家とその支援するコミュニティに対して、私たちの取り組みが最大のインパクトをもたらすことができた。

今後を見据えると、私たちは、個々が果たせるインパクトを認識し、協働によってそのインパクトを増幅させる方法を実感したことで、強い立場にある。私たちが得た、機敏に行動することや画期的な協働の力に関する教訓は、業界として今後どのように前進するかを方向づける必要がある。脆弱なコミュニティを最優先に、より包摂的で強靭な世界を築くという社会的企業の重要な取り組みは、私たちが共に学び、成長する能力にかかっている。

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