パリの空きホテルがホームレスの人々を受け入れている

Asylum-seeker Ibrahim looks at the Sacre Coeur Cathedral from his room at the Hotel Avenir Montmartre in Paris, France, December 2, 2020. The hotel, deserted by tourists due to COVID-19 travel bans opens its 42 rooms to the city's homeless for 12 months with the help of French charity association Emmaus Solidarite. Picture taken December 2, 2020. REUTERS/Charles Platiau - RC2MFK9CW7TY
The scheme aims to help break the cycle of homelessness.Image: REUTERS/Charles Platiau
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  • 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックは観光業に打撃を与え、世界中のホテルから宿泊客が姿を消した。

  • パリのホテル・アヴニール・モンマルトルは、空室をホームレス状態の人々に提供している。

  • 入居者はホテルの朝食室で1日3食を受け取り、各客室にはテレビと室内にシャワー室が備えられている。

  • この取り組みは支援団体エマウス・ソリダリテが運営しており、同団体は、ホテルが入居者にとって生活を立て直すための安全な拠点になると考えている。

通常時のホテル・アヴニール・モンマルトルは、エッフェル塔やサクレ・クール寺院を望めることから観光客に人気の場所だが、COVID-19の影響で、いつもの宿泊客は遠のいた。その代わりに、このホテルはホームレスの人々に扉を開いている。

ホテルの経営陣は1年間にわたり、客室をホームレス支援団体エマウス・ソリダリテに提供している。同団体は現在、それらの客室を、そうでなければ路上で過ごすことになる人々の受け入れに活用している。

ホテルの一室がなければ、西アフリカのマリ共和国から来た庇護希望者イブラヒムは、時折仕事を得ているレストランの厨房で寝泊まりするか、それも難しければ屋外で夜を明かすことになっていただろう。

「(パリに)着いたばかりの頃は、知り合いが一人もいませんでした。仮設住宅を転々とし、時には台所や、ゴミ箱の横で寝ていました」と彼は語った。

「ある日は小さな仕事を見つけて、40ユーロや30ユーロ、50ユーロ稼いで外出します。そうした仕事が見つかると、30ユーロのホテル代を払って一晩過ごします。でも、こんな生活を一生続けることはできません。」

ホテル・アヴニール・モンマルトルでは、彼の客室代は支援団体が負担している。入居者はホテルの朝食室で1日3食を受け取り、各客室にはテレビと室内にシャワー室が備えられている。

支援団体にとって、このホテルは、入居者の生活を立て直す支援に取り組むための安全な拠点となっている。支援団体は、政府の助成金を用いて費用を賄っている。

路上生活とそこで経験したトラウマにより、多くの入居者が身体的または精神的な病を抱えている、とエマウスの総局長ブルーノ・モレル氏は語った。同団体は、入居者がホームレス状態の悪循環から抜け出せるよう支援することを目指している、と同氏は述べた。

「到着した日、私は『すごい!』と言いました」とイブラヒムはホテルについて語った。「未来が見えます。いつか私の人生が変わる日が来るでしょう。」

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