地球温暖化が加速しているとは思えない方は、NASAと気象庁が公表した2つのグラフをご覧ください。両機関のデータセットによれば、2015年10月は世界の観測記録が始まって以来、最も暑い月でした。
このNASAのグラフは、過去135年間にわたり、世界の地表温度が中央値のペースをどれだけ上回って上昇してきたかを示したものです。
それだけではありません。気象庁によれば、10月における世界平均地表温度の偏差(地表付近の気温が平年値からどの程度外れたか)は、1981~2010年の平均を0.53度上回りました。これは1891年以降で最も暖かい月となったことを意味します。
では、何が暑さを押し上げているのでしょうか。答えは 私たち人間です。人為的な二酸化炭素の濃度は、地球温暖化の主な原因の一つであり、18世紀後半に産業化が始まって以来、着実に増加してきました。科学者たちは今や、後戻りできない地点に近づいており、まもなく気候変動を逆転させる手立てがなくなると警告しています。このグラフは、1751年以降の二酸化炭素濃度の上昇を示しています。
人為的な地球温暖化に拍車をかけているのがエルニーニョです。干ばつや洪水を招く気象パターンとして知られるこの現象は太平洋で勢力を強めており、史上最大規模になる可能性がある と報じられています。すでに「モンスター」エルニーニョと呼ばれているこの現象は、1997年と1982年の過去の周期を上回る可能性さえあり、いずれも「スーパー」エルニーニョに分類されています。
科学者たちは、太平洋の ニーニョ3.4海域 の水温に基づいて予測を立てています。この海域の熱は、世界の気温より約4か月先行しており、 2010年のNASAの研究が説明するように、世界が本当に暑さを感じ始めるのは来年になることを意味します。
この最後のグラフは、 NASAのデータに基づき、2015年の暑さ(太字・オレンジ色)を過去の各年と比較して示しています。産業汚染とモンスター・エルニーニョが重なることで、2016年はさらに暑くなる可能性があるようです。
出典: Hotwhopper
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執筆者:アンナ・ブルース=ロックハートは世界経済フォーラムの編集者です
画像:2015年2月12日、サンパウロ州ナザレ・パウリスタで干ばつ中に撮影された、カンタレイラ貯水池の一部であるアチバイニャ・ダムのひび割れた地面の航空写真。REUTERS/Paulo Whitaker







