アルコールと自動車は相容れないことで知られている。しかし、スコットランドのある科学者が、ウイスキー製造時に生じる副産物から作ったバイオ燃料で走る車を運転し、その定説を覆した。
エディンバラを拠点とするCeltic Renewablesは、ウイスキー製造時に生じ、通常は廃棄されるドラフとポットエール(大麦の穀粒と酵母を含む液体)から、バイオ燃料のバイオブタノールを製造する工程を開発した。
Celtic Renewablesの社長で、エディンバラ・ネイピア大学バイオ燃料研究センターの所長でもあるマーティン・タングニー氏は、資源を効果的に管理したいという思いが、このプロジェクトに取り組むきっかけになったと語った。
「私がしたのは、これを技術革新と同じくらいビジネス上の革新として捉え、『生産コストの70%が原材料に由来するのなら、そこに取り組んでみてはどうか』と考えたことです」と、同氏は金曜日、ロイターに電話で語った。
タングニー氏は今週、混合燃料を満タンにしたレンタカーを大学の駐車場で運転し、新燃料の効率性を示した。
タングニー氏によると、Celticは協力する蒸留所から安価または無料で原材料を入手できるという。その蒸留所は、ウイスキー製造残渣の処分にかかる年間30万ポンド(386,370.00ドル)の費用を削減したいと考えていた。
バイオブタノールには、他のバイオ燃料に対する利点もある。エンジンを改造しなくても、一般向けガソリンに最大15%まで混合できる。
スコットランド政府や他の投資家から900万ポンドの資金援助を受け、同社は2018年に工場を開設し、この燃料を年間50万リットル生産する計画だ。
スコットランド全域で原材料を入手できることから、タングニー氏は、最終的には年間5,000万リットルのバイオ燃料を生産できると見積もっている。
「ウイスキー業界には今後、残渣を持続可能かつ確実に処分する方法ができます」とタングニー氏は語った。「さらに、まったく価値のないものから、まったく新しい産業を生み出します。」


