チームを率いることは誰にとっても難しいものです。若く、管理職に就くのが初めてなら、なおさらそう感じるかもしれません。
さまざまなスキルや個性、年齢の人々を率いることになるでしょう。
いずれ、自分より年上の人を管理することになるかもしれません。控えめに言っても、少し気まずくなることがあります。
人事会社MHRのシニア・プロダクトマーケティングマネジャー、ジュリエット・ヘイルストーンによると、自分より年上の人を率いるのは気後れすることがあります。相手のほうが経験も知識も自信もあると思い込んでしまうからです。
ヘイルストーンはBusiness Insiderに、この立場になったときに何をすべきか、チームの誰にも気まずい思いをさせずに力を最大限引き出すための5つの助言を寄せました。
1. この仕事を任されたのには理由があります。
ヘイルストーンによると、共感する姿勢は大きな力になります。なぜ自分が採用され、相手が採用されなかったのか考えてみましょう。相手は選考に漏れたのかもしれませんし、キャリアのその段階で、家庭で過ごす時間をもっと望んでいたのかもしれません。理由が何であれ、あなたには特定の強みがあるからこそ仕事を任されたのです。ただし、それは相手に優れたスキルがないという意味ではありません。
「チームの管理を任されたのには理由があることを忘れないでください。あなたには必要なスキルがあり、時間とともにそれを証明していけます」とヘイルストーンは言います。「忍耐強く、達成したいことや、その目標を支えるためにチームにどう協力してほしいかをはっきり伝えましょう。ただし、押しつけがましくならないように。私の経験では、良い上司だと声高に主張するマネジャーは、たいていそうではありません」
2. 摩擦を最小限に抑えることに集中しましょう。
新任マネジャーの重要な役割の一つは、チームが何を達成すべきかを明確にすることです。ヘイルストーンは、チームメンバー間の摩擦を抑えるため、民主的なリーダーシップを取り入れることを勧めています。
「新任マネジャーとしての自分の役割よりも仕事に焦点を当てれば、不確実さや感情に起因し、上司に向けられがちな否定的な反応をかなり取り除けます」と彼女は言います。「方向性が明確になり、あなたの行動にも筋が通ります。依頼や判断の背後にある理由も明確になります」
全員が同じ方向に進んでいれば、より協調的な環境で働けるでしょう。
3. 年上の部下の力を侮らないでください。
年上の部下が積み重ねてきた経験は、あなたにとっても貴重だということを忘れないでください。誰もが異なる経験や知識を持ち寄れます。それを生かしましょう。
チームで話し合う際は、互いに学び合えるという前提で始めるとよいでしょう。優れたリーダーは、価値ある意見をすべて受け止めます。
「目標を達成するというビジョンに各メンバーがどう貢献するかを整理して伝えれば、納得感が生まれ、メンバーの気持ちも前向きになります」とヘイルストーンは言います。「チームメンバーの強みを認めることで、自分が重要な存在だと気づいてもらえます」
4. チームメンバーの意欲をかき立てるものを理解しましょう。
チームメンバーが何を求めているのかを知ることは、満足して意欲的に働いてもらうために必要です。もちろん、人によって動機は異なります。どのように管理されたいかを尋ね、意見を尊重しましょう。
「年上の従業員が学び続け、時代に即した存在であり続けようとする意欲を過小評価するマネジャーもいます」とヘイルストーンは言います。「年齢にかかわらず、チームメンバーにとって何が大切かを知れば、適切な育成計画や意義ある報酬を通じて、ふさわしい形で支援できます」
年上の従業員は柔軟な働き方を重視するかもしれません。一方、若いスタッフはより高い収入を望むかもしれません。大切なのは、適切な対話をすることです。
5. チームの力を最大限に引き出す計画を立てましょう。
「成功と成果ほど、経験や知識、自信を示すものはありません」とヘイルストーンは言います。「明確な取り組みを定め、それを支える計画があれば、年下であれ年上であれ、誰かに気後れする必要はまったくありません」
優れたリーダーは、従業員それぞれが持つ多様なスキルを結集させる、健全なチーム環境をつくることができます。そして忘れないでください。あなた自身もその一員です。


