男社会?この5人の女性リーダーに聞いてみよう

A member of the gallery stands inside a piece called "Passage", by artist Antony Gormley, which forms part of an exhibition entitled "Fit", at the White Cube gallery in London, Britain September 29, 2016. REUTERS/Peter Nicholls TPX IMAGES OF THE DAY FOR EDITORIAL USE ONLY. NOT FOR SALE FOR MARKETING OR ADVERTISING CAMPAIGNS. - RTSQ0F6
There’s no such thing as “women’s work” and “man’s work”, as these five leaders demonstrateImage: REUTERS/Peter Nicholls
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「男の仕事」も「女の仕事」もありません。それなのに、なぜ男女平等の実現に苦戦し続ける業界や職種があるのでしょうか。フォーチュン500社を見てみましょう。昨年夏、これらの企業における女性CEOの割合はわずか4%にまで低下しました。

しかし、例外もあります。伝統的に男性が優位だった分野で、キャリアの頂点まで上り詰めた女性たちです。

そのうちの5人に話を聞きました。全員がフォーラムのヤング・グローバル・リーダーズコミュニティのメンバーです。どのように現在の地位に就いたのか、どんな壁に直面したのか(そして今も直面しているのか)、また、リーダーを目指す女性たちが彼女たちの経験から何を学べるのかについて、考えを聞きました。

ミランダ・バレンタイン、元米空軍次官補

ペンタゴンで働き始めたとき、周りは男性将官ばかりで、女性はほんの一握りでした。将官のほとんどは妻を家に残していました。夫も働いていましたが(実際、主な稼ぎ手でした)、当時は育児と家事の大半を担っていました。

性別が私の仕事の能力や周囲からの信頼に影響したことはなく、差別やハラスメントを経験したことも、その気配を感じたことさえありませんでした。職場の外では話が別でした。

母親たちは遊びの約束をするために、ほかの母親にメールを送っていました。私は個人的なメールに返信するまで何日もかかることがあり(正直に言うと……何週間もです)、子どもは数え切れないほど遊びの機会を逃しました。私が夫を会話に加えてCCに入れた後で、母親たちが夫のメールアドレスを削除したことさえありました。

学校では、職員たちは私の勤務予定が夫よりずっと不規則だと知っていたのに、子どもが病気になると、いつもまず私に電話してきました。

課外活動では、ガールスカウトの集まりや「ママと一緒に」参加するヨガ教室で、夫が唯一の父親であることもよくありました。

夫を含め、育児の半分、あるいはそれ以上を喜んで担う男性は大勢います。ほかの子どもの親や教師、そして社会が、そうした男性を受け入れる用意ができているかどうかは、また別の問題です。

サマンサ・フリーベアン:オーストラリア空軍少佐・パイロット

子どものころから、ずっとパイロットになりたいと思っていました。育った環境がその関心や情熱を損なわなかったことに、とても感謝しています。

姉が一人いる環境で育ち、中等教育は女子校に通いました。そのおかげで、社会通念や性別による「できること」「すべきでないこと」という考えにとらわれずに済みました。学校のリーダー職はすべて女子が担い、何かが得意なら、それを追求するのが当然だとされていました。

そのため、伝統的に「男の科目」と見なされていたSTEM分野に力を入れました。その後、本当に情熱を注げる道に戻り、空軍に入隊しました。パイロット訓練課程で唯一の女性だった私は、キャリアの初期に周囲になじもうとし、男性優位の環境で女性らしさをどう捉えるかという複雑な葛藤に向き合いました。

しかし、バリ島爆弾テロ事件後の人道支援任務で飛行した経験から、自分が周囲と異なることこそ、私が加えられる価値なのだと気づきました。この経験から、リーダーを目指す女性たちに伝えたいことは何でしょうか。声を上げ、集団の規範や無意識の偏見に異議を唱えることを恐れないでください。

イレーネ・ティナグリ:イタリア国会議員

研究や学界から政治まで、私が携わってきたどの分野、仕事、課題においても、性別に自分や仕事を定義させたことはありません。物事が望みどおり、あるいは期待どおりに進まなかったとき、何らかの差別があったのではと感じても、私はこう問いかけました。自分の行動のどこに問題があったのか、次に向けてどう改善できるのか。差別には、克服できると信じて働くことで、常に立ち向かってきました。実際に克服できるのですから。

ただ、結婚して子どもを持つと、状況が難しくなったことは認めざるを得ません。妻や母親になると、周囲から新たな期待を向けられ、それまで経験したことのない固定観念にも対処することになります。それを乗り越えるには、自分の計画や目標、志について大切な人たちと話し合い、必要なときに支援を求めるしかありません。

当初は、あらゆるもの、あらゆる人と闘わなければならないと思っていました。やがて、味方が必要だと気づきました。また、自分の夢や目標を家族に率直に話せば、助け、支えてくれると分かりました。最も愛する人たちは、最も驚かせてくれる人たちでもあります。味方でいてもらうには、話し合いに加わってもらえばよいのです。

シェリ・ヒコック:ゼネラルモーターズ、エグゼクティブ・チーフエンジニア

私は比較的若い15歳で働き始めました。最初の仕事はガソリンスタンドのレジ係で、顧客対応や販売、帳簿の管理について学ぶことがたくさんありました。そのころから、教えてくれる人たちにふさわしい敬意を払い、得られる情報を少しでも多く吸収しようと心がけていました。

最初の仕事が、現在のゼネラルモーターズのエグゼクティブ・チーフエンジニアとしての仕事にどう関係するのでしょうか。人を尊重し、スポンジのように情報を吸収する姿勢が、その後に就いたほぼすべての役職で役立っているからです。

一人ひとりを大切に思い、相手の話に耳を傾け、そこから学ぼうとする姿勢を示せば、相手は心を開き、目標達成を助けるために力を尽くしてくれると実感しています。

ディレク・アイハン:ノルウェー国務長官

父は何度も、「人生は自分で切り開くものだ」と私に言い聞かせてきました。長い間、健康上の問題を抱えていましたが、日々の困難に直面しながらも、人生を精いっぱい生きました。父は私の模範です。父から、自分らしさと自分の価値観に忠実であること、そして自分の長所と短所を理解することが、いかに大切かを学びました。内なる意欲が鍵です。なぜなら、自分を奮い立たせなければ、誰がそうしてくれるでしょうか。

父から学んだもう一つのことは、変化を受け入れる大切さです。私の知る最も成功した人々は、仕事への情熱と恐れを知らぬ実行力を兼ね備えています。言い訳は、個人としても職業人としても成長を妨げます。直感に耳を傾け、必ず最後までやり遂げてください。新しい知識を身につけ、新たなスキルを学び、懸命に働きましょう。長期的な展望を持つことは大切ですが、目の前の一日に集中することはそれ以上に大切です。大きな目標を描き、好きなことに打ち込み続けてください。声を上げ、機会をつかみ、居心地のよい領域から踏み出しましょう。大変ですが、大きなやりがいがあります。

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