チームに難しいプロジェクトが割り当てられると、個別に取り組むより、知恵を出し合うほうが多くの成果を上げられると思うかもしれません。
しかし、新たな研究によると、創造的な問題解決において、協働が最も効果的な方法とは限りません。
ボストン大学クエストロム経営大学院のJesse Shore博士が主導した 研究 によると、チームワークは問題に関する情報を集める際には役立ちます。しかし問題を解決する段階では、ペアまたはごく少人数のグループで取り組むほうがよいでしょう。
研究者らは、テロ攻撃への備えを模したオンラインゲームを参加者にプレイしてもらう実験に基づいて結論を導きました。参加者は全員16人のグループに割り当てられ、情報を誰と共有できるかという点で、グループ間にはつながりの強弱がありました。課題は、まず状況に関する事実を集め、次に考えられる解決策を導き出すことでした。
結果によると、つながりが最も強いグループは、最も弱いグループより5%多くの情報を見つけました。研究者らは、そうしたグループでは情報探索の連携がより取れており、各自が独自のデータを持ち寄ったためだろうと述べています。
一方、つながりが最も弱いグループは、最も強いグループより17.5%多くの理論や解決策を生み出しました。また、つながりの弱いチームのほうが、正しい解決策にたどり着く可能性も高くなりました。
その理由として考えられるのは、つながりの強いネットワークにいる人々は互いの意見を繰り返す傾向があり、集団の合意に異を唱えることにも消極的だった点です。
ビジネスチームにとって最も重要な教訓は、可能な限り、プロジェクトを「情報収集」と「情報分析に基づく解決策の立案」の二つの段階に分けるべきだということです。
前半では同僚が大人数で協力するのが賢明ですが、後半では少人数のグループがより適しています。
そうすれば、従業員一人ひとりが可能な限り批判的かつ創造的に考えられ、目の前の問題を解決できる可能性も高まります。
この記事は Business Insider との協力により掲載されています。掲載は、世界経済フォーラムが見解を支持することを意味するものではありません。
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著者:Shana Lebowitzは、Business Insiderの戦略担当記者です。
Formelloのオフィスで、Matteo Achilli(右)がアシスタントの一人と仕事をしている。REUTERS/Tony Gentile。


