内向型の人が非常に優れたリーダーになれる理由

A man looks out at New York harbor from the 68th floor of the soon to be opened 4 World Trade Center tower in New York, November 8, 2013. 4 World Trade center sits at the south east corner of the World Trade Center site and will be the second tower to open on the site since the 2001 attacks on the World Trade Center. REUTERS/Mike Segar (UNITED STATES - Tags: BUSINESS CITYSCAPE)
New research has found that people who are more introverted are more likely to be better leaders.Image: REUTERS/Mike Segar
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内向型の人はリーダーの役割を楽しめると思わないことが多く、そのためトップの座を目指す傾向が弱いと、新たな研究で明らかになった。実際、私たちの研究では、内向型の人はリーダーシップを発揮する場面で不安や苦悩を感じるだろうと考えていた。

内向型かどうかは通常、「外向性」と呼ばれる性格特性、つまり社交的で人付き合いがよい傾向をどの程度示すかによって測られる。外向型の人と比べると、内向型の人は比較的受け身で、口数が少なく、控えめな傾向がある。

意外ではないが、内向性または外向性の度合いは、個人や仕事に関するさまざまな重要な結果と関係している。たとえば、研究では、外向型の人は内向型の人より営業職で高い成果を上げやすいことが分かっている。一方、内向型の人はより誠実、または謙虚で、自らの健康や安全を危険にさらす可能性が低い。

私たちの研究では、経営学を学ぶ学生184人を対象にこうした行動特性を調べたが、広く確認されているように、内向型の人は外向型の人よりリーダーの地位に就くことが少ない。内向型の人は、通常の昇進や選考を通じて組織内で正式にリーダーとなる傾向も弱い。

また、非公式にリーダーとなる可能性も、構造化されていないグループでは低い。さらに、内向型の人がリーダーになれた場合でも、仲間から「リーダーらしさ」がより低く評価されるのが一般的だ。

Image: トラビス・ブラッドベリー

内向型の人はなぜリーダーになりにくいのか?

私たちの研究では、性格診断アンケートを用いて経営学を学ぶ学生一人ひとりの外向性を測定し、少人数グループでの活動におけるリーダーシップ行動を観察した。グループ活動の前には、活動中にどのような感情を経験するかを予測、つまり「見通しを立てる」よう参加者に求めた。また、「わくわくするだろう」「動揺するだろう」など、肯定的および否定的な感情の一覧を示し、活動中にそれぞれの感情を経験する可能性を参加者に答えてもらった。

内向型の人がリーダーの立場でどのように感じると考えているかが、なぜリーダーになりにくいのかを説明するうえで大きな役割を果たすことが分かった。参加者が否定的な感情(恐怖、不安、苦悩など)を経験すると考えた場合、それらはリーダーらしく振る舞ううえで強い心理的障壁となった。内向型の人は外向型の人より、こうした否定的な感情を抱くだろうと考える傾向が強かった。

また、私たちの研究に参加した内向型の人は、リーダーの立場では肯定的な感情(わくわくする気持ち、興味など)をあまり感じないだろうとも考えていた。しかし、こうした肯定的な感情についての考えは、参加者のリーダーシップ行動を説明するうえで、否定的な感情ほど重要ではなかった。

内向型の人がリーダーになるために

内向型の人がリーダーの役割を担えると思っていないからといって、優れたリーダーになれないわけではない。

最近まで、一般的な科学的見解では、外向型の人は内向型の人より総じて優れたリーダーになるとされていた。外向型の人にはリーダーらしく見える一連の特性があり、そうした特性は特定の効果的なリーダーシップのスタイル(たとえば、カリスマ性や人を鼓舞する力)を促す。この見方は直感的にも理解しやすい。外向型の人は支配的で、自信に満ち、説得力があり、表現豊かであるため、より優れたリーダーになるはずだと考えられている。

しかし近年、この考え方には異論が出ており、職場の内外で内向型の人への評価が高まっている。ベストセラーとなった著書『Quiet』で、著者のスーザン・ケインは、内向型の人が持つさまざまな強みに焦点を当てている。その多くは、傾聴力や深く考える力のように、リーダーの立場にある人の助けとなるはずだ。

複数の研究では、内向型の人が外向型の人を上回る傾向にあるリーダーシップの状況もいくつか特定されている。ある研究では、たとえば、内向型の人は外向型の人より、主体的に行動するチームを効果的に率いると報告された。別の研究では、「サーバント・リーダー」として知られる有能なリーダーに、内向的な特性がよく見られることが分かった。こうしたリーダーは、チームの成長と幸福に注力することで、メンバーの優れた成果を引き出す。

内向型の人が自分のリーダーとしての能力について抱く考え方を変えられる可能性がある。私たちの研究では、リーダーシップを発揮する状況で同程度に低い否定的感情を予測した内向型と外向型の人は、同じ程度にリーダーとなりやすかった。別の研究も、内向型の人は「外向的な」行動をとる能力が十分にあり、そうする必要があるときには、その行動を楽しむこともできると示している。

重要なのは、「外向性の実践」に関する研究によると、内向型の人は外向的に振る舞う際に経験する否定的な感情を過大評価しがちだということだ。リーダーシップを発揮する状況において、内向型の人がより自信を持つ、あるいは楽観的になるよう学べれば、外向型の人と同じくらい頻繁にリーダーになれる可能性は十分にある。

内向型の人が優れたリーダーとなる場面は数多くあり、そうした場面でリーダーとして力を発揮する可能性もある。課題は、内向型の人を外向型の人に近づけることではなく、自身のリーダーとしての能力にもっと自信を持てるよう支援することだ。

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