しばらくの間、私は仕事にひどく苛立っていた。
毎日、8時間近くコンピューターに向かって前かがみになっていたのに、十分な仕事ができていないような気分で、オフィスを後にしていた。
広報担当者や情報提供者、同僚からのメッセージ対応に何時間も費やし、結局、文章をまったく書けていなかったと気づく日もあった。失敗だ。
何時間も執筆や取材に費やす一方で、受信トレイをほとんど確認しない日もあった。すると、不満を募らせた広報担当者や情報提供者、同僚から、どこに消えたのかと問い合わせが来るのも時間の問題だった。失敗だ。
メールと執筆を行ったり来たりしようとして、どちらも中途半端に終わる日もあった。大失敗だ!
あるとき、続いていたこのせめぎ合いは、いわゆる「本来の仕事」と「雑務」の典型的な対立なのだと気づいた。
「本来の仕事」という言葉は、時間管理の専門家ローラ・ヴァンダーカムに由来する。彼女は、あなた自身や組織の目標達成に役立つ大きなプロジェクトを指す言葉として使っている。ヴァンダーカムによれば、本来の仕事とは、そもそもあなたがその職に就きたいと思った理由となる仕事だ。
「雑務」とは、それ以外のすべてを指す私なりの呼び方だ。たとえば、メールのやり取りや電話の予定調整、ToDoリストの整理など。現代のビジネスパーソンが仕事を続けるためにこなさなければならないものの、すぐに目に見える成果につながることは少ない。
この問題を完全に解決したとは言い切れないが、効果的な対処法を見つけたようだ。今では、日曜日に「雑務」を片づけ、月曜日から金曜日までは「本来の仕事」に取り組んでいる。
日曜日に雑務をする方法の詳細に入る前に言っておくと、私は決して仕事中毒ではない。実際、平日は以前より少し早くオフィスを出るようになった。
(興味深いことに、ヴァンダーカムも、平日にほかの優先事項に取り組む時間を確保できるなら、週末に働くことを勧めている。)
今ではオフィスを出ると、とてもすっきりした気分になる。十分に生産的でなかったのではという不安が、じわじわと湧いてくることもない。そのような心の自由が得られるなら、週末の数時間を喜んで差し出したい。
私が日曜日に回している雑務は、次の3種類だ。
1. メールのやり取り
この分野では、自分の判断を頼りにしている。受信トレイはかなりこまめに確認し、急ぎだと思われるものには返信する。
ただ、たとえば、急ぎではない記事企画について広報担当者に返事をする必要があるなら、それは日曜日に行う。情報提供者や仕事上の知人に近況を尋ねるメールを送る場合も同様だ。
いくつか補足がある。私は通常、GmailのプラグインであるBoomerangを使い、メールが月曜の朝に送信されるよう予約している。誰かの週末を台なしにしたくないからだ。また、Slackのメッセージには平日中に返信する。編集者や同僚が連絡を取ろうとしているのに、何日も返事を待たせることはない。
2. アイデア出し
平日に(ひとまず)素晴らしいアイデアを思いつき、もっと深く考えたいと思ったら、リストに書き留めて日曜日まで取っておく。
編集者がアイデアを出し、実現方法を考えてほしいと言ってきた場合も同じだ。緊急だと言われた場合を除いて。
なぜかは分からないが、オフィスの外にいて、Slackで誰かからメッセージが届くこともないと分かっていると、ずっと創造的に考えられる。
3. リスト作り
今では毎週日曜日に、重要なリストを2つ作っている。今週書く予定の記事と、週次の打ち合わせで編集者と話し合う必要があることだ。
この「メタ業務」は大切だが、あまり頭を使わない。そのため、月曜の朝にするのは時間の無駄に感じる。
私は専門家とはほど遠いが、誰にでも生産性向上のアドバイスを一つできるとしたら、こう言いたい。自分が最もよく働ける時間と場所を見つけよう創造的に考えるのに役立つのは、どんな環境だろう?調査プロジェクトを一気に仕上げるのに向いている環境は、どんなものだろう?
それに合わせて1週間の計画を立てよう。私の経験が参考になるなら、これは長い目で見て大きなストレスを減らしてくれる簡単な方法だ。


