世界で最も立派な肩書を持っていても、リーダーとは限らない。
シリコンバレーの「コーチ」として名声を確立した故ビル・キャンベルによれば、リーダーかどうかを決めるのはただ一つ、自分が率いる立場にある人々の評価だ。
コロンビア大学でアメリカンフットボールの選手兼コーチを務めたキャンベルは、その後、スティーブ・ジョブズ、ジェフ・ベゾス、ラリー・ペイジ、エリック・シュミットなど、テクノロジー業界の大物たちと働き、彼らのメンターを務めた。
アップルの元CEO、ジョン・スカリーはキャンベルを引き抜き、コダックから迎えてアップルのマーケティング担当副社長に起用した。
スカリーは、キャンベルから受けた助言の中でも特に優れたものを紹介した。「肩書があなたをマネジャーにする。あなたがリーダーかどうかは、部下が決める。そして、それにふさわしい存在になるかどうかはあなた次第だ」
キャンベル自身、リーダーシップについてその考えに至ったのは、ジョブズと働いた経験からだとスカリーに語っていた。
「実際のところ、共に働く人たちや自分の下で働く人たちから、リーダーとして認められなければなりません」とスカリーはBusiness Insiderに語った。「リーダーとして尊敬を得られなければ、肩書に大した意味はありません」
キャリア後期には、キャンベルはアップルの取締役を務めた。その後、1994年から1998年までIntuitのCEOも務め、最終的には同社の取締役会長となった。
現Intuit CEOのブラッド・スミスも、キャンベルから同じリーダーシップの助言を受けたと語った。スカリーとスミスはともに、それがこれまで受けた中で最高のキャリア上の助言であり、以来ずっと心に残っていると述べた。
「基本的に、それを実現するには、リーダーシップとは人々に偉大さを植え付けることではなく、誰もが偉大さを秘めていると認識し、その偉大さが表れる環境をつくることだと信じることです」とスミスはBusiness Insiderに語った。「それが私たちのリーダーシップの定義です。リーダーシップは人材管理と同じものではないと考えています」


