シャーロッツビルでの暴力事件を受けた、アップルCEOティム・クックから従業員へのメッセージ

Tim Cook, CEO, speaks during Apple's annual world wide developer conference (WWDC) in San Jose, California, U.S. June 5, 2017. REUTERS/Stephen Lam - RTX395JL
Apple's CEO has emailed employees following recent events in Charlottesville, Virginia.Image: REUTERS/Stephen Lam
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バージニア州シャーロッツビルで起きた死者を出した抗議活動を受け、アップルCEOのティム・クックはメールを送り、従業員に「憎悪は癌だ」と伝え、同社が2つの公民権団体にそれぞれ100万ドルを寄付すると表明した。BuzzFeed Newsが報じた。

「ここ数日の出来事は、私にとって非常に心を痛めるものでした。悲しみ、憤り、戸惑いを感じているアップルの多くの人々から話を聞いています」とクックは記した。「シャーロッツビルで起きたことは、私たちの国にあってはなりません。」

「私たちは、わが国におけるこのような憎悪や偏見を見過ごしたり、容認したりしてはなりません。そして、それに対して明確な態度を示さなければなりません」とクックは述べた。「これは左派か右派か、保守かリベラルかという問題ではありません。人としての品位と道徳の問題です。」

クックはまた、ドナルド・トランプ大統領の対応にも異議を唱えたようだ。抗議活動への対応について、クックのメールにはこう記されていた。「白人至上主義者やナチスと、人権を擁護して彼らに反対する人々との間に道徳的な同等性があると考える大統領や他の人々には、私は同意できません。両者を同列に扱うことは、アメリカ人としての私たちの理想に反します。」

「白人至上主義の恐怖と人種差別的な暴力を、私たちは以前にも目の当たりにしてきました。これは道徳の問題であり、アメリカへの侮辱です。私たちは皆、それに立ち向かわなければなりません」とクックは月曜日にツイートした。

トランプ氏の物議を醸した暴力事件に関する発言を受け、同氏が主催する最大規模のビジネスリーダー集会も崩壊した。

クックのメール全文は以下のとおり。

チームの皆さん

皆さんの多くと同じように、平等は私の信念と価値観の中心にあります。ここ数日の出来事は、私にとって非常に心を痛めるものでした。悲しみ、憤り、戸惑いを感じているアップルの多くの人々から話を聞いています。

シャーロッツビルで起きたことは、私たちの国にあってはなりません。憎悪は癌であり、野放しにすれば、その行く手にあるすべてを破壊します。その傷痕は何世代にもわたって残ります。アメリカでも世界各国でも、歴史はこのことを何度も私たちに教えてきました。

私たちは、わが国におけるこのような憎悪や偏見を見過ごしたり、容認したりしてはなりません。そして、それに対して明確な態度を示さなければなりません。これは左派か右派か、保守かリベラルかという問題ではありません。人としての品位と道徳の問題です。白人至上主義者やナチスと、人権を擁護して彼らに反対する人々との間に道徳的な同等性があると考える大統領や他の人々には、私は同意できません。両者を同列に扱うことは、アメリカ人としての私たちの理想に反します。

政治的な見解にかかわらず、この一点、つまり私たちは皆平等であるということについて、全員が力を合わせなければなりません。企業として、私たちは行動、製品、そして発信を通じて、すべての人が平等に、敬意をもって扱われるよう、常に取り組んでいきます。

アップルは模範を示してきたと私は信じていますし、これからもそうしていきます。私たちは世界中の店舗に、あらゆる境遇の人々をいつも迎え入れ、アップルが誰をも包摂する企業であることを示してきました。私たちは、人々が自分の考えを共有し、表現できるよう、製品を通じて力を与えています。

シャーロッツビルで起きた悲劇的で忌まわしい事件を受け、私たちはわが国から憎悪をなくそうと取り組む団体を支援するため、行動を起こします。アップルは南部貧困法律センターと名誉毀損防止同盟に、それぞれ100万ドルを寄付します。また、本日から9月30日まで、従業員によるこれらの団体および他の複数の人権団体への寄付に対し、会社が2倍の額を上乗せします。

今後数日のうちに、iTunesでは、SPLCの活動を直接支援するために、ユーザーが私たちに加わる簡単な方法を提供します。

マーティン・ルーサー・キング博士はこう述べました。「大切なことについて沈黙するようになったその日から、私たちの人生は終わり始める。」だからこそ、私たちはこれからも声を上げ続けます。暗い日々が続いていますが、未来は明るいと、私はこれまでと変わらず楽観しています。アップルは前向きな変化をもたらすうえで、重要な役割を果たすことができますし、実際に果たしていきます。

それでは

ティム

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