世界銀行総裁が語る、就職面接を成功させる方法

Jim Yong Kim, President, World Bank Group, speaks on health care at the Milken Institute 21st Global Conference in Beverly Hills, California, U.S., April 30, 2018. REUTERS/Mike Blake
Intangible credentials can often make up for a lack of experience in other areas.Image: REUTERS/Mike Blake
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世界銀行総裁のジム・ヨン・キムは今週初め、就職面接を成功させるための短い教訓を披露した。

ビバリーヒルズで開催されたミルケン研究所グローバル・カンファレンスで講演したキムは、当時の大統領バラク・オバマから、影響力の大きいその職への指名を得た経緯を逸話として語った。

面接当時、キムはダートマス大学の学長だったが、世界の保健機関での経歴でより広く知られていた。人類学者で医師でもある彼は、ブラウン大学で学士号を、ハーバード大学で医学博士号と博士号を取得していた。それでも、世界銀行のトップ職に就く候補者としては異色だった。

キムによると、オバマは彼を見てこう言った。「それで、ジム、なぜ私があなたを世界銀行総裁に指名するのでしょう? なぜマクロ経済学者を指名しないのでしょうか?」

「オバマ大統領、」とキムは回想する。「お母様の博士論文をお読みになったことはありますか?」

オバマの母スタンリー・アン・ダナムは、社会活動家であり人類学者でもあった。インドネシアで何年も暮らし、村の工芸産業、とりわけ金属加工のほか、陶器やバティックについて研究した。数年にわたる現地調査に基づく博士論文は1992年、彼女が亡くなる3年前に出版された。キムによれば、彼は「彼女の1,000ページの博士論文を学校のアーカイブから取り寄せた、たぶん10人ほどのうちの一人」で、全ページを読んだという。

キムがその論文を探すきっかけになったのは、オバマが2004年の民主党全国大会で行った基調演説だった。演説によってシカゴ出身のオバマは一夜にして政界のスターとなり、大統領選への出馬はその4年後だった。キムは「この人に夢中になった」と語る。イリノイ州上院議員だったオバマについて調べるうちに、母親が人類学者だと知った。

彼女が論文で検討した考えの一つに、インドネシアの手工芸産業はグローバル化によって破壊されるという開発経済学者たちの主張があった。「しかし彼女は1,000ページの博士論文で、グローバル化がインドネシアの手工芸産業の開花、急速な拡大につながったことを示した」とキムは語った。現地で調査した彼女は、より確かな情報を得ていた。

「マクロ経済学者のように、上空30,000フィートから見た全体像をお伝えすることはできません」とキムはオバマに言った。「しかし、現場でプログラムが機能しているかどうかはお伝えできます。それが私が生涯取り組んできたことだからです。」

「なるほど、わかった」とオバマは答えた、とキムは語る。彼はその職を得た。

もちろん、学位や輝かしい経歴に加えて、キムには目に見えない別の資質もあった。それが、金融や銀行業界での経験不足を補った。また、ダナムの論文を読んだ人は10人以上いたことを示す証拠もある(デューク大学出版局は、論文の短縮版を2009年に出版した。そのタイトルは『逆境を越えて生き抜く――インドネシアの村落産業』)。

それでも、二人が非公式の集まりで再会した際、キムによれば、オバマはこう言った。「ジム、あれは私が見た中でも、仕事を得るための最もうまい策略の一つだった。」

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