フォーチュン500社の女性CEO数が過去最多に

A trader works inside a booth on the floor of the New York Stock Exchange September 15, 2015. REUTERS/Brendan McDermid
The uptick in female CEOs this year is largely the result of women being named chief executive in the last 12 months.Image: REUTERS/Brendan McDermid
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最新のFortune 500社リスト(木曜日発表)では、新たな記録が見られる。6月1日時点で、売上高上位企業のランキングに名を連ねる企業のうち33社を、史上初めて女性CEOが率いることになる。

確かに、この数はグループ全体に占める割合としては著しく小さく、わずか6.6%にすぎない。しかし、昨年の24社、4.8%から大幅に増加した。

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今年の女性CEO増加は、主に過去12カ月に女性がCEOに任命されたことによる。たとえば、Best Buyのコリー・バリー、Northrop Grummanのキャシー・ウォーデン、Land O’Lakesのベス・フォードがいる。実際、リストに加わった33人目のCEOは今週誕生した。家庭用品小売業者のBed Bath & Beyond は、物言う投資家3社からの圧力を受け、メアリー・ウィンストンを暫定CEOに起用した。

新たに加わった2人、Williams-SonomaのCEOローラ・アルバーとAdvanced Micro DevicesのCEOリサ・スーは、それぞれ2010年と2014年から何年もその職に就いている。両社の売上高がFortune 500社の基準額である55億7,500万ドルを超えたため、今回リスト入りした。

女性CEOの相次ぐ新任は、昨年の状況とは対照的だ。昨年の論調では、注目を集めたCEOたち――Hewlett Packard Enterpriseのメグ・ホイットマン、Mondelezのアイリーン・ローゼンフェルド、Campbell Soupのデニース・モリソン――の退任により、その数は24人に減少した。

女性CEOの数は、Fortune 500社において、当然ながら個々の企業の判断に左右される。しかし全体としては、ビジネス界における女性の地位を測る指標ともみなせる。

では、わずか1年で9人増えた背景には何があるのだろうか。一言で言えば、取締役会だ。

「取締役会における女性やマイノリティーの割合が上がっているのが見て取れます。誰がCEOになるかには、取締役会が大きく関わっています」と、職場における女性を対象とする非営利のコンサルティング・調査会社CatalystのCEO、ロレイン・ハリトンは語る。15年前、女性が占める取締役の席はFortune 500社で15.7%だった。現在は25.5%に上る。多様なリーダーシップがもたらす事業上の利点に関する調査を引き合いに、機関投資家が取締役会に新たな人材を求めてきたことが、この増加につながった。

ユタ州立大学の教授で、職場やリーダーシップにおけるジェンダー不平等、人種・民族性を研究するクリスティ・グラスは、共著者アリソン・クックとの研究では、「取締役会に女性が十分に加わっている場合、女性がCEOに任命される可能性が大幅に高まることが示されている」と語る。取締役会の多様化を求める動きは、「女性のCEO任命という点で成果を上げているのかもしれない」と同氏は言う。

さらに、同氏の研究によると、ジェンダーの多様性に富む取締役会があると、女性CEOの在任期間が長くなる可能性も高まる。Fortune 500社全体では、女性CEOの在任期間は男性CEOより短く、42カ月に対して60カ月となっている。

新たなFortune 500社リストは女性CEOの総数で記録を更新した一方、憂慮すべき傾向も続いている。つまり、白人以外の女性CEOがあまりにも少ない。昨年の集計には、インド系米国人のPepsiCoのインドラ・ヌーイと、ラティーナのPG&EのCEO、ガイシャ・ウィリアムズが含まれていた。ヌーイは退任し、ウィリアムズはPG&Eの山火事危機のさなかに退任したため、2人ともここ数カ月で職を離れた。Bed Bath & Beyondのメアリー・ウィンストンは、黒人女性として初めて務めるFortune 500社のCEOとなった。Xeroxのウルスラ・バーンズが退任してから2年半ぶりのことだが、ウィンストンは暫定職にある。

いずれこの問題も、取締役会の多様化を求める動きによって改善されるかもしれないと、グラスは言う。「私たちの研究からは、女性が取締役会レベルやCEOとして企業を率いると、平等に関する方針や取り組みにより注意が向けられることが示唆されています。女性取締役の増加がもたらすもう一つの利点は、CEOが有色人種の採用、定着、昇進をより重視するようになることです。」

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