都市環境における樹木や植物の価値は広く知られています。大気の質を改善し、暑さを和らげる木陰をつくり、混雑や交通、都市生活の慌ただしさを和らげてくれます。
世界各地の都市では今、十分な「緑」のある居住空間を提供することが、ほぼ必須となっています。では、各都市はその期待に応えられているのでしょうか。
この問いに確かな答えを出すため、マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者は世界経済フォーラムと協力し、Treepediaという、都市の樹冠を測定・比較するウェブサイトを作りました。
Google ストリートビューのデータを使うTreepediaは、都市計画担当者にも住民にも役立つツールです。住民は近隣の樹木の位置や規模を確認できるほか、自分たちのデータを入力し、暮らしている地域にもっと木を植えるよう要望できます。
都市の緑地を視覚化するだけでなく、「グリーン・ビュー・インデックス」という指標を使うことで、都市計画担当者は樹冠の被覆率を評価し、世界の他の都市と比較できます。
世界経済フォーラムのインフラ・都市開発産業部門でコミュニティリードを務めるアリス・チャールズによると、この取り組みは、未来の都市づくりを後押しし、住民が身近な緑地の価値をより深く理解できるようにするとともに、気候変動への対応における樹冠の役割を強化することを目指しています。
樹冠が最も広い都市として首位に立つのはバンクーバーです。2010年、バンクーバー市は、世界で最も緑豊かな都市になるためのアイデアを市民から募る対話を始めました。その結果、10年間の「グリーン・シティ行動計画」が策定され、Treepediaのデータを見ると、すでに成果が表れています。
1:バンクーバー、カナダ

2:サクラメント、米国

3:ジュネーブ、スイス

4:シアトル、米国

5:トロント、カナダ

6:ボストン、米国

7:テルアビブ、イスラエル

詳しくはTreepediaをご覧ください。
